今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)は、大阪市浪速区にある神社。商売繁盛の神様「えべっさん」として知られ、毎年1月9日から11日にかけて十日戎(とおかえびす)が開催される。旧社格は郷社、現在は別表神社である。聖徳太子の四天王寺建立の際に西方の守護神として建てられたと伝えられている。北方に廣田神社(当社と同じ旧今宮村、現在の大阪市浪速区日本橋西に鎮座。祭神は 撞賢木厳之御魂天疎向津媛命《つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと》。創建時期不詳。)があり、関係が深い。ちなみに、兵庫県西宮市の廣田神社と西宮神社(廣田神社の南宮と呼ばれたとの説がある)も同じような位置関係にある。祭神は天照皇大神、事代主神、素盞嗚命、月読尊、稚日女尊の5柱。このうち事代主神がえびすとして特に信仰を集めた。近世以降は商売繁盛の神として、現在でも篤く信仰される。摂社祭神は大国主命、五男三女八柱神。末社祭神に宇賀御魂神。京都市東山区の八坂神社は境内社の蛭子社(北向蛭子)から分祀されたとし、八坂神社の氏子が今宮に移り住み、現在の地に祀ったことに始まるとしている。その縁起から、双方の神社は交流を続けている。1月8日の献茶祭では、八坂神社御神水奉納式が実施される。毎月祭事9日: 宵宮祭(宵えびす)、10日: 大祭(本えびす)、11日: 後宴(残り福)江戸時代中期から、本神社によって、十日戎が盛んになっていったとされる。延宝三年(1675年)の大坂案内「葦分舟」に、当社の十日戎が描かれている。福笹は、神仏分離以前に建仁寺が鎮守の社とした京都ゑびす神社によって頒布が開始されたもので、「節目正しく真っ直ぐに伸び」「弾力があって折れない」「葉が落ちず常に青々と茂る」といった特徴から、家運隆昌・商売繁盛の縁起物となった。十日戎では、拝殿で福笹を授かり、御札と吉兆(きっちょう)と呼ばれる小宝を付ける風習が続いている。吉兆は、銭叺(ぜにかます)・銭袋・末広・小判・丁銀・烏帽子・臼・小槌・米俵・鯛等の縁起物から成り、十日戎の参拝者は有償で吉兆を自由に選べ、福娘(毎年選出)による飾りつけを授与される。また、金色をした人工の笹に最初から御札・吉兆などがついた金笹(きんささ)と称される授与品がある。神札はいずれも、ストラップのついたビニールケースに封入されており、壁に取り付けたフックに掛けて、吊すことも出来て、神棚がなくてもお祀りできるように便宜が図られている。2016年1月1日現在。十日戎で奉仕をする満18歳~23歳の女性。毎年公募で選出される。2011年(平成23年)度より「福娘」から「福むすめ」に改称された。大阪府豊中市の服部天神宮で先駆けられていた外国人留学生枠が2007年(平成19年)度から設けられた。履歴書による書類審査は不備さえなければ応募者の大半が通過する。その後は1次審査、2次審査が行われ、2次審査を通過した者は同日に行われる最終審査に進む。最終的に40名が福娘に選出される。福娘は45名とされているが、うち5人は留学生であるため上記の審査とは別である。応募者は毎年3,000人を超える。過去には古川圭子・松井愛なども経験した。毎年選ばれる福娘選考会の最終審査まで勝ちのこった者で、約25名程度が「えびす娘」といい、神社での福笹授与を行う。福娘同様に、今宮戎神社の本殿で朝9時 - 夜の9時まで1日中参拝者に奉仕する。<>は関連事項
出典:wikipedia
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