LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

イケマ

イケマ(牛皮消、学名:"Cynanchum caudatum" )はキョウチクトウ科ガガイモ亜科イケマ属のつる性の多年草。別名、「ヤマコガメ」「コサ」ともよばれる。つる性で、初夏に伸びて藪(やぶ)の他の草などに巻きついて這い登って葉を茂らせ、高さは2 - 5mになる。つるの巻き方向は、左から右巻きで、低木に巻き付いて寄りかかって成長する。葉は長さ10cm前後のガガイモより長い葉柄をもっており、茎に対生する。形は卵形で先端は尾状に鋭く尖り、基部は深い心形になる。裏面は淡緑白色で、葉脈が浮きだって目立つ。葉身の長さ5 - 15cm、幅4 - 10cmで、縁は全縁。花期は7 - 8月。葉腋から葉の上に花が顔を出し、長さ6 - 12cmある葉柄より長い花柄の先に、径2 - 4cmの散形花序をつける。小花柄は1 - 2cm、花冠(花弁)は淡緑色で、蕾(つぼみ)の状態は真ん丸であるが、5裂して開花すると星形となって裂片は後部へ反り返る。副花冠は白色で花弁の内側にあり、小さな花が多数集まって花序全体が球のように丸く咲く。花が終わると、秋に径1cm、長さ8 - 11cmの、ガガイモ科特有の袋果(果実)を2つずつつける。袋果は、オクラのような紡錘形をしており、中には種子を多数つくる。秋に袋果が割れ、白く長い種髪(毛束)をつけた長さ8mmほどの種子がはじけ、風邪により散布される。毒草であるが、昔から生薬として用いられ、アイヌたちにとっては護身用として大切にされた。地下には長く太い根茎があり、アルカロイドを含み毒性がある。コイケマとの違いは、コイケマのほうがイケマよりも葉の基部に深い凹みがあり、花序柄がイケマより短いことで見分けがつく。日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林縁や草地に自生する。アジアでは、南千島、中国に分布する。日当たりのよい環境でよく育ち、山地の林や、土手、草原などでみられる。全草、特に植物体を傷つけたときに出る白い汁(乳液)にシナンコトキシンなどを含み有毒である。誤食した場合、軽症では嘔吐が、重症では痙攣が起こる事がある。学名のCynanchum とは、「犬を殺すもの」という意味であり、毒性によって犬を殺すことができるところから、この名前がついたという。蝶のアサギマダラは、イケマの葉の裏側に産卵して、その幼虫が葉を食べて育つ。アサギマダラの幼虫は、鳥などの外敵から身を守るため、イケマの毒を体内に蓄積するといわれる。イケマとは、アイヌ語で、イ=それ、ケマ=足という意味。「それ」はカムイ=神をさしている。アイヌ語から名前がついた植物のひとつである。アイヌの重要な植物として、古くから呪術用、薬用、食用に用いられていた。アイヌのどこの家においても、イケマを乾燥させ、蓄えていたといわれている。イケマを身につけておくと、伝染病などから守られると考えられていた。また、葬儀のとき、夜道の一人歩き、漁や旅のときにも身につけて、魔除けとして使われていた。若芽は天ぷらなどの食用に用いていた。根も焼いたり煮たりして食べていたが、生煮えだったり、食べ過ぎると中毒になった。漢方では、イケマの根を「午皮消根」というが、利尿、強壮、強心薬として、また、食中毒の解毒や腹痛、歯痛、風邪薬、回虫の駆除として使われていた。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。