シンガポールダービー（）とは、シンガポールのクランジ競馬場の芝2000メートルで行われる競馬の競走である。スポンサーはエミレーツ航空。1880年に創設された伝統ある競走で、1959年からシンガポールターフクラブで施行されるようになった。1910年まではファラーパーク競馬場、ガヴァナーズカップに吸収される形での休止期間をはさみ、1959年から1999年まではブキッ・ティマ競馬場、その後現在のクランジ競馬場で実施されている。スチュワーズカップ、パトロンズボウルと共にシンガポール4歳チャレンジ競走に指定されている。2009年まではスチュワーズカップではなくシンガポールダービートライアルが4歳三冠路線の第2戦として指定されていたが2010年に廃止された。シンガポールの三冠競走には3歳、古馬混合戦が指定されているため、ダービーはいわゆる三冠には含まれていない。2009年には高岡秀行の管理するジョリーズヘイロー産駒の日本産馬、ジョリーズシンジュ（Jolie's Shinju）が優勝した。2010年に従来の100万シンガポールドルから115万シンガポールドルに賞金総額が増額された。

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