ミューズは日本産のキンギョであり、個体により色の出方が異なり、呼び名が変わるキンギョである。ミューズの誕生までには複雑の歴史があり、緑色のキンギョを求めキャリコリュウキンとトサキンの交配でキャリコトサキンが作出した事から始まる。この個体は体系はよいがトサデメキンが出たり、思った色が出なかった。不満に思った作出者の川原やどるはキャリコリュウキンをアズマニシキに変更し、再度試みた。色の出方により呼び名が4パターンに分かれる。体系はリュウキン、鱗は透明、尾ヒレは短く、3尾である。前出のキャリコトサキンの黄色（割合はオスが多い）、白（割合はメスが多い）以外が抜けた個体。別名はコガネニシキ（黄金錦）。尾ヒレが長い個体は天女と呼ばれる。名前の由来はギリシャ神話の女神ミューズから。上記の個体に浅葱色以外のキャリコ柄がある個体であり、尾ヒレが長い個体は織姫と呼ばれる。この個体までは緑の光沢は出ない。上記の個体にキャリコ柄がある個体であり、浅葱色の出方が薄く、見方により黄緑に見える事から黄緑の英訳から名付けられた。別名はワカバニシキ（若葉錦）。上記の個体にキャリコ柄がある個体であり、浅葱色の出方が強く、見方により翡翠な緑に見える事から名付けられた。上記の個体のうちミューズ、アヤニシキは値は張るが手に入り易い。それ以外は手に入り難く、生産者と親しい愛好家でも手に入らない場合が多い。

出典:wikipedia