『オルカ』("Orca")は、1977年のマイケル・アンダーソン監督によるアメリカ・イタリア合作のパニック映画。1975年の映画『ジョーズ』の大ヒット後、その影響で多数製作された動物パニック映画の一本にあたる。日本においては、「マリーン・サイエンス」または「Scientific・Panic・Adventure・Cinemaの頭文字を取った“スパック(SPAC)・ロマン”というカテゴリーの映画」との触れ込みで公開された。製作は『キングコング』(1976)で知られるディノ・デ・ラウレンティス。脚本はルチアーノ・ヴィンチェンツォーニが海洋学者の弟の助言を参考に書き上げた。1200万ドル強と1年2ヶ月を費やして制作され、酒豪であるリチャード・ハリスは禁酒して撮影に臨んだ。タイトルの『オルカ』はシャチの学名であるOrcinus orcaから取られている。シャチを「本能で行動する獰猛な野生動物」ではなく「高い知能を持ち、家族愛から復讐する」と設定するなど、他の動物パニック映画とは趣が異なる。国内ビデオ版ではエンディングのボーカルが省かれていたが、DVD版では英語音声時のみ流れるようになった。カナダ・ニューファンドランドの漁師ノーランは、水族館へ売るためにメスのオルカ(シャチ)を生け捕りにしようとするが、妊娠している子供もろとも死なせてしまう。妻子を失ったオスのオルカは、ノーランの仲間や港の設備を襲う。交通事故で妻子を亡くした経験を持ち、オルカへの同情を禁じ得ないノーランだが、オルカの復讐による被害は漁村全体に及び、苦悩しながらも避けることの出来ない対決のため氷海へ船を走らせる。
出典:wikipedia
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