はっちは、青森県八戸市三日町にある公立文化交流施設。2011年2月11日開業。正式名称は「八戸ポータルミュージアム」であり、略して「HPM」とも呼ばれている。「はっち」は公募による愛称である。施設開館準備の段階では、「(仮称)八戸市中心市街地地域観光交流施設」と呼ばれていた。八戸市民や観光客の交流の拠点を設けることにより、空洞化が進む八戸市中心市街地を活性化することを目的として建設されている。また、イメージポスターでは「ソウゾウ開化」を謳っており、地域の資源を大事に想いながら、まちの新しい魅力を創り出す総合文化施設である。館内に入居する、クラフト系のクリエイターや、レジデンスプログラムで招聘するアーティストと、商店街や観光資源、地域文化が相互に連携・展開し新たな活動や文化を創造することを通じ、総合的な地域振興を目指す地方発の新しいコンセプトの施設となっている。国土交通省のまちづくり交付金事業や、合併特例債を活用して建設が行われている。シンボルマークは八戸の8の字をモチーフにデザインされた。旧南部藩地域に偏在する一戸~九戸の数字を冠した自治体と、八戸市中心市街地の三日町、十三日町、六日町といった市日町の数字をもとに、デザイナーの古平正義が制作したもの。愛称は全国公募され、2009年8月に「はっち」と決定された。八戸の「はち」やhatch(ハッチ。扉や、卵の孵化を意味する)から来ている。構想では「つながり、うみだし、ひろげる」をキーワードに「人と人との交流の場」「新たな魅力の創造の場」「活きた情報の発信の場」の3つの機能を待たせるとしている。施設は2008年に八戸市で策定され、国の認定を受けた「八戸市中心市街地活性化基本計画」でも活性化事業の一環として位置づけられている。計画の中では文化交流の中心地として、八戸の魅力の発信地とすることを挙げている。はっち開館後の運営については、当面の間八戸市直営とすることが決まっている。館内には、1階にカフェ、ショップ、2階~3階に食のものづくりスタジオ、4階にものづくりスタジオというテナントが配置されている。ものづくりスタジオ及び食のものづくりスタジオは、インキュベーション施設でもあり、クラフト・デザインやフードのクリエイターのアトリエショップとなっており、廉価で入居できる代わりに、将来的な卒業後に中心市街地の空き店舗等での開業を目指す。製販合一、地産地消をコンセプトとしており、卒業し別店舗で営業している作家も多数生まれている。ほか、詳細は公式サイト施設概要を参照。館の運営全般に関しての戦略検討とアドバイスを受けるため、アドバイザリーボードを設置している。アートマネジメント、クリエイティブプランニング、ベンチャー支援、観光ビジネス、市民参加等の専門家に依頼しており、委員長は設立以来、加藤種男(現企業メセナ協議会代表理事専務理事)である。2005年に八戸商工会議所より、八戸三社大祭の山車会館整備について八戸市へ要望があった。この動きを受け、中村寿文市長(当時)が同年9月に八戸市議会定例会において、山車会館などの集客施設を「中心市街地の再生、観光振興に必要な施設である」として設置を目指すと表明した。その後中村市長を破り2005年11月に就任した小林眞市長は、中心街の集客施設の構想について、「山車会館という形にこだわらず、交流や観光PR・イベントに対応した複合的な施設を目指す」と述べ、建設が進められることとなった。この頃、複合的文化施設としてせんだいメディアテークも参考にされている。2006年1月から八戸市庁内の関係部署や関連団体等による意見交換・検討が重ねられた。この中でワーキング会議に参加した市民からは「サークルなどの練習しやすい場が欲しい」「山車は映像のPRで十分」「山車の展示は数台必要」などの意見が出された。最終的には主に5つの部門で構成される施設とすることが基本構想でまとまった。建設前の段階において、具体的な展示及び施設については、以下の内容が想定されていた。はっちの開館に併せて、八戸市中心市街地の活性化を目的にイベントや事業が行われた。また、開館前には市民参加型の八戸ポータルミュージアム市民ワーキングが結成され、200人超の市民参加により、開館後を想定した各種プレイベントが開催されている。開館までのイベントは以下の通り。以下のイベントの他、八戸市南郷区を舞台とした「南郷アートプロジェクト」、2013年度限定で八戸市中心街活性化の一環で「まちなかアートリノベーション事業」にて開館した「福年ファクトリー」とも事業連携している。
出典:wikipedia
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