小千谷縮(おぢやちぢみ)は、新潟県小千谷市周辺を生産地とする麻織物。撚りが強い糸で織った布を雪で晒すことで、撚りが水分を含んでほどけて布に「しぼ」が出来るのを利用した織物である。南魚沼市を生産地とする越後上布と共に、国の重要無形文化財に指定、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。堀次郎将俊が明石縮をもとに越後麻布から改良したもので、昔は農民の副業として特に冬に生産されていた。堀次郎将俊は播磨国明石出身の浪人で、明石次郎とも呼ばれていた。17世紀、同市山谷の庄屋の家に妻と2人の娘と共に移り住んだ。越後麻布を改良し、村人に教え、魚沼地方に広げた。その改良は、横糸に強いよりを加えてちぢみをだし、苧績みや、布のさらし方にも工夫を凝らしたものだった。その後、小千谷縮は夏の高級織物として日本中に名が広がった。堀の死後、小千谷縮を発明し、小千谷を発展させた彼の功績を称え、明石堂が建てられた。今でも、9月12日には、織物組合による祭りが開かれている。また、明石堂は平成18年に小千谷市指定文化財に指定。西脇家や西新家はじめ、多くの問屋があった。また、小さな旅商人は、1人で3,40反の縮を担ぎ江戸へ行商に出かけていたが、やがて力をつけ、後に呉服問屋などにも影響を与えるほどになる。行商人は組合をつくり、魚沼に43人、頸城に41人、刈羽に25人がいた。
出典:wikipedia
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