シムケント(Shymkent または Shimkent)は、カザフスタン共和国の南カザフスタン州の州都。南カザフスタン州はカザフスタンで最も人口の集中した地域であり、シムケントの人口は、同国でアルマトイ、アスタナに次いで3番目の都市である。ロシア時代の表記は Chimkent。トルキスタン・シベリア鉄道が通る交通の要衝あり、ウズベキスタンの首都・タシュケントからわずか120kmである。12世紀に、10km東にあるシルクロードの町サイラム(Sayram)を守るキャラバンサライ(隊商宿)としてできた。市場ができ、町の人々と遊牧民の間の交易で成長するも、チンギス・カンに破壊される。その後コーカンド・ハン国の領土となった後に、1810年にブハラ・ハン国に、1864年にロシア帝国に組み込まれる。その後も交易で順調な発展を続け、特に馬乳酒で有名となる。ソビエト連邦時代にはウズベク人が住民の大半であったが、政治的理由からカザフスタンに編入された。またグラグが作られ、強制収用された人々でロシア人が急増した。シムケントという名はカザフ語でもウズベク語でも「草原の都市」を意味する。ウズベキスタンの首都タシュケントまで近いことから、カザフスタンの中で最もウズベク人の割合が高い都市である。1930年代ごろから鉛の採掘を基盤とした工業が発展した。精錬工場は1934年または1938年に操業を開始し、銅や鉛などの金属や、赤軍で使用される弾丸の4分の3が生産された。精錬工場は極度の土壌汚染(鉛、カドミウムなど)が問題になり2008年に一度操業を停止したが、2010年にイギリスの企業Kazakhmysの傘下に入り再び稼働を始めた。現在は亜鉛、カラクールの織物、医薬品の製造が主に行われている。
出典:wikipedia
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