ジェームス・ハーデン(James Edward Harden,Jr.、1989年8月26日 - )はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のバスケットボール選手。NBAのヒューストン・ロケッツに所属している。ポジションはシューティングガード。高校はカリフォルニア州レイクウッドのアルティシア高校に進学。3年生のシーズンには18.8得点7.7リバウンドまで成績を伸ばし、同校を33勝1敗の戦績と州タイトルに導いた。高校最後のシーズンも18.8得点7.9リバウンドと成績を維持し、2年連続の州タイトルを獲得。ハーデン自身はマクドナルドのオールアメリカンに選ばれている。ハーデンは高校でプレイする傍らでアマチュア・アスレチック・ユニオンのチーム、『Pump-N-Run Elite』でもプレイしており、2006年のラスベガス・アディダス・スーパー64チャンピオンシップでは、準々決勝で33得点、準決勝で34得点を稼ぎ出し、決勝でケビン・ラブ擁する『南カリフォルニア・オールスターズ』を破り、優勝を果たした。同チームにはマイケル・ビーズリーらも所属した。大学はアリゾナ州立大学に進学。1年目の2007-08シーズンからチームのエースとして活躍し、17.8得点5.3リバウンドの成績を残してパシフィック・テン・カンファレンスの1stチーム、全米バスケットボールコーチ協会、全米バスケットボール記者協会の1stチームに選ばれた。ハーデンが加入する以前のアリゾナ州立大はカンファレンス9位の成績だったが、このシーズンはハーデンの活躍で5位まで浮上している。NCAAトーナメント進出は逃したものの、ナショナル・インビテーション・トーナメント(NCAAトーナメントと並ぶ全米規模のトーナメント。NCAAトーナメントに出場できなかった大学から出場校が選抜される)には選抜され、3回戦まで進出した。2年目の2008-09シーズンには20.6得点5.6リバウンド4.2アシスト1.7スティールを記録してカンファレンス史上5人目となる得点王とスティール王の二冠を達成し、カンファレンスの年間最優秀選手とAP通信選出のオールアメリカンに選ばれた。出場を果たしたNCAAトーナメントでは2回戦まで進出している。ハーデンはアリゾナ州立大のスター選手となり、キャンパスでは「Die Harden Fan」とプリントされたTシャツが出回った。またメジャースポーツ誌の『スポーツ・イラストレイテッド』の表紙を飾ったことでも話題となった。アリゾナ州立大では2年間だけプレイし、シーズン開幕前に2009年のNBAドラフトにアーリーエントリー。オクラホマシティ・サンダーから全体3位指名を受けてNBA入りを果たした。サンダーは前年2008年のNBAドラフト後に前身のシアトル・スーパーソニックスから現在のチーム名と本拠地に変更しており、ハーデンはサンダー史上初のドラフト指名者となった。3位指名を受けてNBA入りをし多くの期待を受けたが、ベンチからの出場が多く9.9得点3.2リバウンド1.8アシストと3位指名としては物足りない数字となったが、チームは5年振りにシーズン6割を達成し、プレーオフ進出を決めた。またオールルーキー2ndチームに選ばれた。2年目のシーズンも82試合中77試合ベンチからの出場だったがシックスマン賞の候補に選ばれるほど成長し、12.2得点3.1リバウンド2.1アシストと成績を上昇させ、チームも21世紀に入って最高となる55勝27敗で地区優勝を果たした。プレーオフでも暴走気味でゲームメイクを放棄したウェストブルックに変わって途中出場からゲームを落ち着かせ、またシーズンから得点をアップさせ、順調に勝ち進み15年ぶりカンファレンスファイナルに進出したチームにとって重要な役割を果たした。2011-12シーズンはロックアウトにより短縮されたレギュラーシーズンの62試合のうち先発出場はわずか2試合であったが、1試合平均出場時間は31.4分、平均得点は16.8点の活躍を見せNBAシックスマン賞を受賞した。2012年4月22日のロサンゼルス・レイカーズ戦、メッタ・ワールド・ピースに頭部を肘打ちされ脳しんとうを起こし、残りのレギュラーシーズンを欠場した。その後プレーオフで復帰し、レイカーズ、サンアントニオ・スパーズを相手に終盤の競ったゲーム展開の中得点を重ね、チームのオクラホマ移転後初となるNBAファイナル進出に大きく貢献した。しかしNBAファイナルでは不調に陥り、マイアミ・ヒートの前に敗れ去った。契約延長でMAX契約を望むハーデン側とサンダーとの溝が埋まらず、2012-13シーズン開幕前にヒューストン・ロケッツに放出された。2015年に、アディダスと13年総額2億ドルのスポンサー契約を締結した。2016年7月9日、ロケッツと4年1億1800万ドルの延長契約を結んだ。210cmのウィングスパンを活かした、攻守に弱点の少ないレフティーのオールラウンダー。ポジションはSGだが状況に応じてPGやSFまでこなすことができる。オフェンスでは様々な引き出しを持ち、ピックアンドロールを使いオフェンスを組み立てるのを好む。ドライブから引き付けてのパスや独特のリズムでのレイアップに持ち込んで得点するスラッシャーとしての一面もあれば、守りにくいとされる左利きで外角からの正確なジャンパーを放つシューターとしての一面もあり、PGとしてゲームメイクすることもできる。また、ファールをもらう技術に長けておりFTの成功率も高いため安定した得点を稼ぐことができるが、一方で明らかなフロッピングを行うことがあり、罰則金を課されたこともある。ディフェンスは、能力自体は高いとされているにもかかわらず、近年は「あまり熱心にディフェンスに取り組んでいない」と苦言を呈されることが多く、ハーデン本人の意識改革が望まれているところである。ロケッツ移籍後、スターターとして出場時間が増えるに伴いフィールドゴール成功率が落ちる傾向にあり、プレイオフで更にプレー時間が増える場合は、更にその傾向が出ている。
出典:wikipedia
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