株式会社エフエム豊橋（エフエムとよはし）は、愛知県豊橋市にあるコミュニティ放送局。愛称はやしの実。コールサインはJOZZ6AA-FM。可聴エリアについては公式サイトを参照。コミュニティ放送局としては中部地方初の開局で、全国でも3番目の開局となる。豊橋市内の催し会場を中心に、年40回以上の公開生放送を行っている。「災害時の緊急放送に有効」などの理由で、豊橋市から年間約2000万円弱の放送委託料を受け取っている。愛称の「やしの実」の由来は、島崎藤村の詩「やしの実」からである。また、この愛称は周波数84.3MHzのことも指している。ただ、開局当初は恐竜の町にちなんで、恐竜の総称・ディノザウルスから「FM-DINO」を愛称に用いていた。しかしながら、「やしの実」は現在積極的には使用しておらず、番組内でも局名としては「エフエム豊橋」を多用している。この愛称は、主に番組タイトル（『84.3（やしの実）Morning Attack』）や広報フリーペーパーのタイトル（『84.3（やしの実）PRESS』）などに用いている。番組情報を掲載した広報フリーペーパー『84.3PRESS』を年に4回発行している。エフエム豊橋のほか、豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市内の主要店舗にて入手可能。送料希望者負担による郵送も行っている。また、公開放送開催時などに配布する場合もある。地域情報を中心としたワイド番組を1日2本、月曜から金曜まで編成し、リスナー参加型の番組制作を行っている（番組表）。自社製作放送も多く、平日は6:00から19:00（ - 20:00）、土曜は8:00から20:00、24:00から27:00、日曜は12:00から13:00まで行われる。それ以外の時間帯ではミュージックバード配給番組を主に放送する。特別番組については、『84.3PRESS』に掲載されているもの以外にも急遽追加される場合がある。正月三が日中は正月特別番組を除き、ミュージックバード配給番組を終日放送する。原則24時間放送となるが、日曜はメンテナンスのため27:00をもって放送を終了する。放送開始を伝える音楽は島崎藤村の「やしの実」で、コールサインとともに毎日4:59に流される。放送終了を伝える音楽はミュージックバード配給のものをそのまま放送する。日によって異なるが、放送終了後もギターなどによる落ち着きのある音楽が最短10分、最長で1時間前後配信されることがある。この音楽は放送事故の発生時にも流されることがある。コマーシャルは1時間番組あたり約1、2分。コーナーごとのスポンサーが無い場合は定時の1分前にのみ挿入する。一部コーナーを除き、全番組において番組スポンサーは付いていない。21:00から6:00の番組では主に防災ファイルやコールサインを流し、スポンサーCMはほとんど流さない。番組によっては放送中の番組そのもののCMが放送時間内で流される一方、一切CMを流さずに放送されるものもある。固定化されたスポンサーCMが多く、同じスポンサーのCMが全番組帯で何度も流れる。交通情報は日本道路交通情報センター (JARTIC) 提供のものを流している。浜松市の浜松エフエム放送や飯田市の飯田エフエム放送との交流も盛んで、3局のパーソナリティやスタッフが共同で公開生放送を実施することもある。『もっと!三遠南信情報局』はこの3局による共同製作番組である。なお、浜松エフエム放送とはこの番組を製作する以前からも協力関係を敷いており、合同ネット番組『HEATPOP NAVI』や合同公開生放送『ハロー!やしの実!! レイクサイドウェーブ in 浜名湖パルパル』を放送していた。この他、愛知県内や近隣県の他のコミュニティ局とも関係を保っている。2016年6月現在。データは公式サイトより。ただし、公式サイトの番組表は更新が遅れがちであり、現状のタイムテーブルに対応していない場合がある。これらの他に、公開生放送形式の特別番組も放送される。平日土曜メインパーソナリティは渡辺欣生。括弧内の各担当番組は2016年6月現在のもの。

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