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ニガクリタケ

ニガクリタケ(苦栗茸、"Hypholoma fasciculare"(Hudson:Fr.)Kummer)はハラタケ目モエギタケ科モエギタケ亜科クリタケ属のキノコ。有毒。毒性は強く多くの死亡例がある 。ニガコ(東北)、スズメタケ(青森)などの地方名がある。ほぼ一年中見ることが出来る。針葉樹および広葉樹の木材や切り株などに発生する傘の直径が2~5cm程度小型のキノコ。傘は鮮黄色から淡褐色。幼菌時の皮膜の名残が傘の縁や柄にあるが、消失しやすい。名前の通り生のものは味が苦く、飲み込まずに味見をすることで区別できる。加熱すると苦みは消えるが、毒性はそのままである。発生場所や、苦味の強弱などに差異が多く見られることから、形態がよく似た複数の類似種の存在が指摘されていたが、2014年になって日本産のニガクリタケには"Hypholoma fasciculare"の他に日本未報告種の"H. subviride" が含まれていることが判明した。同種はアメリカ合衆国、コスタリカ、ベリーズに分布する。北アメリカ、ヨーロッパなどの地域にも分布する。毒成分としてはトリテルペンでステロイド骨格を持つファシクロール(ファシキュロール、fasciculol)E、F が分離されており、カルモジュリン阻害作用を持つ。ファシクロール類は苦味の元でもある。しかし、ファシクロール類だけでは多彩な中毒症状を説明できず、致死性の毒成分は現在のところ未解明(鳥取大学により培養・成分抽出などの研究が続けられている)。1983年に千葉大学の藤本らの研究によりマウスに対する毒性が確認される。食後3時間程度で症状が現れる。消化器系の症状が中心で強い腹痛、激しい嘔吐、下痢、悪寒など。重症の場合は、脱水症状、アシドーシス、痙攣、ショック、手足の麻痺などを経て神経麻痺、肝障害などを引き起こし、最悪の場合死に至る。しかし、一部には毒抜きをして食べる習慣のある地域もある。青森県の一家の中毒例。佃煮にして6名で食したところ、子供3人(5、7、10歳)が2日後に死亡、13歳長女は4日後に死亡。ともに6-8時間後に舌の痺れ、激しい嘔吐、その後意識不明、腹部から首にかけての紫斑などが現れ、急死。38歳の母親は一時意識不明になるが4日後に回復。46歳の父親も同様の症状を発症するが20時間で回復。両親が子供たちのために、自分たちは少しだけ食べて残りを食べさせたことが子供だけ死亡した原因とみられ、今関六也は「涙ぐましい親心があだとなってしまった」と評している。食用であるクリタケと外見が良く似ている。ほかにナラタケ、ナラタケモドキと誤認される。トリウムやウランを蓄積しやすい。

出典:wikipedia

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