葛野 辰次郎(くずの たつじろう、1910年 - 2002年3月27日)は、アイヌ語を話し、伝統に則ったカムイノミを行える数少ない伝承者で、多くのアイヌの精神的指導者として、エカシ(長老)と呼ばれ、同胞から尊敬され続けてきた人物。社団法人北海道アイヌ協会のホームページのトップには葛野辰次郎の写真がある。葛野エカシは神々と共に生きるアイヌの精神文化を語り伝える偉大な思想家であった。アイヌ語の祈り言葉の著書『キムスポ』I~Vの著者。葛野エカシの、アイヌ文化を後世に残したいという強い想いに打たれ、影響を受けた者は数多い。その一人にアイヌ初の日本の国会議員であった萱野茂やアイヌミュージシャンのOKIなどがいる。OKIのファーストアルバムに収録された「ウトゥワスカラプ」は、『キムスポ』のエカシの言葉にオキがメロディーをつけて生まれた曲である。息子の一人である葛野次雄は父の意思を次ぐアイヌ文化伝承者である。アイヌ民族博物館にて、葛野エカシの指導による祭り他、各地の儀式に参加指導した。
出典:wikipedia
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