名古屋市営バス中川営業所(なかがわえいぎょうしょ)は、愛知県名古屋市中川区法華2丁目98-1にある名古屋市営バスの営業所である。最寄の停留所は中川車庫前であり、主に中川区、港区北部の路線を担当している。旧〔137〕。もともとは地下鉄高畑と名古屋港/港車庫前を結んでいたのだが、1998年の再編で惟信高校で分断され、その北側が〔幹高畑1〕、東側が〔名港13〕になった。稲西営業所と共管。幹線系統で利用客も多い。明徳橋 - 惟信高校間が非常に狭隘であるため大型ノンステップバス充当は不可能なことから、従来は全便ツーステップ車両で運行されていたが、全便ノンステップバスでの運行となった平日・土曜・休日とも昼間は30分毎の運行で、朝夕は本数が増える。名古屋駅から泥江町交差点を右折、そのまま江川線(名古屋市道江川線)を南下して尾頭橋、そこから裏道を縫うようにして徐々に中川運河の左岸に近づき、昭和橋 - 東海橋は中川運河の左岸を通る。その後、東海橋で中川運河と別れ港区役所を目指す路線である。旧〔129〕。もともとは中野橋から中川橋まで中川運河の左岸に沿って走っており、長い間中川橋の東詰にある名港線(当時は名城線)名港車庫の入口のところにあった中川橋北という停留所を終点としていた。1996年の再編で経路が名古屋港まで延長され、また車両も中型車へ変更された。新系統番号採用時の再編で中川運河右岸を走っていた〔幹線18〕(新番号は〔幹名駅2〕)が経路変更で名古屋港へ乗り入れてくることになったため、起終点が同じになるのを避けて港車庫前(現在の港区役所)行きとなり、その後中野本町2 - 昭和橋を現行経路に変更して現在に至る。ほぼ終日、毎時1本の運行。旧〔131〕の[本]・[折]と旧〔115〕→〔幹線18〕の支線(名古屋駅 - 東海橋)だった[支]が新番号化に伴う再編で一つにまとめられた系統である。そのときに[本]は中川車庫前までの運行に短縮されるが、2000年の再編時に〔名駅28〕として復活、2004年に統合する形で再びもとの経路に戻っている。昼間時の本数は、20分おきにそれぞれ1本ずつのダイヤとなっている。旧番号は〔53〕。かつては下之一色(現・高杉町)を終点としていた。2000年1月改正で高杉町転回場が閉鎖となると同時に中川車庫前まで路線延長された。なお、1998年の再編までは地下鉄高畑を経由する支線が存在した。地高・高系統の項も参照昼間は30分毎の運行。旧〔36〕。旧番号時代は金山 - 高杉町という経路であった。1998年の再編で経路が金山-高蔵-名古屋国際会議場-野立町-高杉町と変更されたが、2000年の再編で旧経路が支線として復活し同時に終点が権野に変更される。そして2003年の再編で高蔵経由が廃止となって現在に至っている。ほぼ終日、毎時1本の運行。旧番号は〔136〕。〔栄23〕と同様、当初は高杉町止まりであったが、同じくして中川車庫前まで延長された。八熊通(愛知県道29号弥富名古屋線)を直進する〔金山22〕とは異なり、市電下之一色線の代替路線として長良本町まで北上してから南下するルートを取る。[支]はかつては平日朝に数本のみ運行されていただけであったが、現在は日中に毎時1 - 2本運行されている。〔高畑12〕と〔高畑13・本〕は1998年の再編までは〔17〕であり、その頃の〔高畑13・本〕の経路は地下鉄高畑 - 中島橋 - 入場 - 善北町 - 惟信町 - 宝神荘 - 稲永スポーツセンターであったが、1998年の再編で当時〔133〕(2代目)を名乗っていた[高畑13・支](当時は地下鉄高畑 - 港車庫前(現港区役所))とまとめられて地下鉄高畑 - 稲永スポーツセンターという経路になる。2000年の再編で[高畑13・支]が〔港区〕という公共施設関連系統として復活。その後2004年の再編で[高畑13・本]の終点を野跡駅に変更すると同時に〔港区〕を支線として取り込んだ。2006年にはJR八田駅南側の駅前広場が完成し、〔高畑15〕と共に乗り入れることになって現在の経路になる。[高畑13・入]は野跡駅発最終1便のみに設定されている。旧〔21〕。元々は神宮東門発着であったものの、幹線系統化されるときに系統分離の上、地下鉄高畑発着に変更されたものである。2014年6月に両茶橋の回転場が廃止、同時にイオンモール名古屋茶屋構内にバスターミナル「南陽交通広場」が開置され、終点が変更になる。昼間は60分毎の運行で、朝夕は本数が増える。1998年にそれまでの公共施設関連系統〔中川区〕(六番町 - 昭和橋 - 中島橋 - 地下鉄高畑 - (上記と同じ) - 六番町)を再編し〔折〕が新設されるが、そのときは〔高畑11〕を名乗っていた。2000年の再編で1998年の再編時に廃止された旧〔中川区〕の区間を再び組み込み〔中川区2〕となり、2004年の再編で一般系統化され系統番号が〔高畑18〕となった。競馬場 - 中野新町は1998年の再編まで〔新 - 野〕(中野新町 - 野跡)が運行していた区間だった。〔幹線18〕(名古屋駅 - 野跡)の出入庫線で、1日3便(休日運休)の運行であった。旧〔118〕の支線。2004年までは〔名港14〕を名乗っていた。〔118〕時代の[本]の経路は善北町から名四十一屋、そこから名四国道(国道23号)で庄内川・新川を越え、南陽プールから北上して〔東海12〕の経路をたどり、西茶屋荘の手前で現行経路と合流し、両茶橋までの運行であった。〔名港14〕となったときに[本]はサンビーチ日光川止まりとなったが、2004年に東海通(名古屋市道東海橋線)・名四国道(国道23号)の渋滞緩和のため南陽大橋が架けられたことで、同年の再編より[本]は港区役所 - 《南陽大橋》 - 南陽町 - 両茶橋という経路になった。2014年6月に両茶橋の回転場が廃止、同時にイオンモール名古屋茶屋構内にバスターミナル「南陽交通広場」が開設された関係で終点が改められると同時に現在の[本]が新設され、元々の[本](以下[旧・本]とする)は南陽交通広場までに短縮され昼間時のみの運行となった。2015年4月に[旧・本]が廃止され、朝夕も[本]が運行されるようになった。昼間は[本]と[支1]が30分間隔で交互に運行される。〔本〕はかつて〔幹高畑1〕と一体化されており、地下鉄高畑まで運行されていた。1998年に惟信高校で分断された後、港営業所の担当路線となっていた。毎年7月に開催される「みなと祭り」の日に限り、築地口止まりの臨時便が運行される。日中における〔本〕は平日が30分毎、土休日が60分毎の運行で、朝夕は本数が増える。〔支〕は朝と夜に数本のみ運行。2004年の再編で設けられた地域巡回バス。2016年4月のダイヤ改正で、2015年11月に新設された「露橋一丁目」、「露橋スポーツセンター」停留所、そして新たに、「名鉄山王」、「露橋公園」、「露橋二丁目」停留所を新設し、これまでの五女子・八幡西通間の運行経路を露橋一丁目経由に変更する。2004年の再編で設けられた地域巡回バス。「巡回」の名の通り、港区役所 - 築地口で労災病院前を経由したり、惟信町 - 多加良浦が明徳橋経由になっているためかなり蛇行した経路になっている。そのため同じ起終点をもつ〔名港13〕が約30分程で結んでいるのに対し、こちらは45分程かかる。深夜バスの項も参照。名古屋圏は首都圏や京都・大阪圏に比べ終電の早いのが特徴であったが、生活の夜型化が避けられぬ時勢となったため、特に大動脈である地下鉄東山線の終電後の足を確保しようと運行を開始した系統である。このような系統は他都市にも存在するが、都心へ車両を送り込むときにも客扱いをするというのが特徴である。かつては2便運行されていたが、集客率が悪いこともあって現在は1便のみの運行である。また、設定当初より運行時間が遅くなっている。地下鉄岩塚 - 八田駅(地下鉄八田)はJRおよび近鉄の立体交差化工事が完成するまではやや遠回りをして烏森駅付近で線路を越えていた。2000年から2015年4月の再編までは名古屋駅太閤通口を通る唯一の系統だった。ごく一部を除きノンステップバスで運行。1996年の再編で〔53〕(現在の〔栄23〕)の支線である〔53イ〕(栄 - 上前津 - 地下鉄八田 - 地下鉄高畑 - 八王子町 - 高杉町)が栄 - 権野に変更され、その結果廃止された地下鉄高畑 - 八王子町 - 高杉町を残す意味で運行されている系統である。2013年4月に路線が延長されて中川車庫前始発となり、系統名も従来の〔地高.高〕から〔中.地高〕となった。〔地高.高〕であった頃はホームページの時刻表では〔幹高畑1〕として記載され、停留所に掲出される時刻表には〔栄23〕または〔金山22〕の支線として記載されていた。中川車庫前を毎日6:08に出発する地下鉄高畑行き始発の1便のみの運行である。2015年4月の再編で新設された出入庫系統。出入庫系統としては運行本数が多めで、7時台から16時台までに毎時1本程度運行されている。名古屋市営バス浄心営業所#幹名駅2号系統を参照。名古屋市営バス稲西営業所#金山22号系統を参照。港区役所が起終点となるバスは当営業所専属担当である。名古屋市営バス御器所分所#金山25号系統を参照。国道1号と信号付き交差点(交差点名は「中川車庫前」)により、T字路で結ばれている。中川車庫前終着のバスは交差点を曲がり、営業所の手前で降車を扱う。その他のバス(中川車庫前始発を含む)は国道1号上で乗降する。なお、営業所の建屋は敷地の北側にあるため、降車後周囲の公道を100mほど歩く必要がある。元々は日野自動車製の車両で統一されていたが、入札制の導入や営業所の再編により、現在では他メーカーの車両も多数配置されている。ワンステップバスは配属されていない。2013年まではいすゞ自動車製のCNGツーステップバスが2台在籍しており、主に東海12号系統で使用されていた。2016年度には、当営業所最後のツーステップバスであるMHとMSの3台が廃車される予定である。
出典:wikipedia
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