梶谷城(かじやじょう)は、かつて肥前国松浦郡今福(現長崎県松浦市今福町東免)にあった城である。松浦市今福の集落から北東方向にある城山(じょうやま、標高197メートル)の山頂部に築かれた山城。本丸跡からは玄界灘から伊万里湾まで一望できる。城跡は「松浦党梶谷城跡」として長崎県史跡に指定されている。松浦党を率いた松浦氏の祖源久が築城者とされている。松浦氏に伝わる「松浦家世伝」によれば、1069年(延久元年)に久が京都より松浦郡に下向してきた際に築城されたと伝えられる。このほか、1095年(嘉保2年)あるいは1145年(久安元年)等築城年代には異説があるが、少なくとも平安時代末期に築城されてその後長期間にわたり使用されたものと考えられている。城山の山頂部分を削って本丸が作られ、南側に物見台、北側に二の丸が置かれた。遺構としては櫓台や井戸の跡、野面積みの石垣等がある。山の西麓には「千人枡」と称される居館跡があり、石壁・石塁・門等が残されている。
出典:wikipedia
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