メバル属( - ぞく、眼張属、学名:"Sebastes")はスズキ目メバル科の属である。これまでカサゴ目という大きなグループの中のフサカサゴ科Scorpaenidaeに含められていたが、21世紀に入っての研究成果により、カサゴ目の魚はスズキ目に移されるとともに科などの分類群の変更もあり、メバル属はメバル科Sebastidaeという新しい名称の分類群に含まれることとなった。海水魚で、沿岸の岩礁域から大陸斜面まで様々な深さに生息し、多くの種類が存在する。食用魚として重要な種類も多い。多くは北太平洋に分布するが、1種は南太平洋と南大西洋に分布し、4種が北大西洋に分布する。メバル属の多様性の最も高い地域は、56種が確認されている南カリフォルニア湾である。メバル属最古の化石は、アメリカ合衆国のカリフォルニア州から出土した中新世のものであるが、ベルギーから出土した化石がメバル属のものであるなら、漸新世までさかのぼる可能性がある。浅瀬から深度3000mまで分布し、岩場を含む様々な環境に底生する。メバル属にはの魚類の中でも長命な種が含まれ、アラメヌケ("Sebastes aleutianus")では205歳の個体が報告されている。学名(ラテン語)のうち属名の "Sebastes" (セバステス)は、ギリシア語の Σεβαστός (sebastos、セバストス、「尊厳」の意)(立派な、尊ぶべき)に由来する合成語で、西欧人名 Sebastian (音訳例:セバスチャン、セバスティアン)と同根である。3世紀のディオクレティアヌス帝のキリスト教迫害で、柱に身を縛り付けられ、針でいっぱいのハリネズミのように多くの矢を射られ殺害されたセバスティアヌス(Sebastianus)に由来する。
出典:wikipedia
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