『装甲悪鬼村正 -FullMetalDaemon MURAMASA-』(そうこうあっきむらまさ)は、ニトロプラスが2009年10月30日に発売したアダルトゲーム。ニトロプラスが創立十周年作品として打ち出した作品。ニトロプラス作品としては初のワイド仕様で、なお且つ縦書きフォーマットを使用している。魂が宿る鎧――劔冑(つるぎ)。世界最強の兵器である劔冑を纏う者は武者と呼ばれ、空を舞い、鋼を断つ力を得る。六波羅幕府が統治する極東の島国・大和帝国では、白銀の劔冑を纏った武者の噂がまことしやかに囁かれていた。無差別殺戮を繰り返す武者銀星号。数多なる人々を虐殺していく魔王の畏怖は、次第に大和中に伝播していく。人知れずその銀星号に立ち向かう武者がひとり。血のように紅い劔冑――村正を纏う彼は、宿敵・銀星号を追う傍ら、悪逆を働く代官や連続殺人犯をもその刃で断ち斬っていく。しかし彼は正義を名乗ることはしない。なぜならば、彼の纏う劔冑は勢洲右衛門尉村正。かつて大和を地獄に変えた、呪われし劔冑であるからだ。――これは英雄の物語ではない。英雄を志す者は無用である。劔冑という超常の兵器が有史以来より存在しているという要素を除き、世界設定としては架空戦記に分類される。独立国家として隆盛していた島国大和だが、二度目の世界規模大戦において大敗し、物語現在は国際連盟軍の占領を許していた。進駐軍は六波羅幕府に政権を委任し傍観。事実上、大和の支配者である六波羅幕府は暴圧的政治で民を苦しめている。大戦の傷痕は塞がりつつあるものの、銀星号の虐殺も含め、大和の未来には未だ暗雲が立ちこめている。この他、国家では近中東回教諸国家、大漢帝国、イベリア半島、イタリア、二重帝国(パプスブルク)、ポーランド、トランスヴァール公国、アオテアロア同盟(オーストラリア南洋先住民勢力)、ブラジル、アルゼンチン、インドネシア、タイ、ビルマ、スイス、ネーデルラント市国(長崎に存在する大英連邦に滅ぼされたオランダの亡命政権。現在は国連軍が占領)が名称のみ登場する。魂が宿った甲冑(刀などの武装を含めた総称)。劔冑の使い手は仕手と呼ばれる。劔冑を纏った仕手は再生能力や運動能力の増幅といった超能を得る。また、合当理(がったり)と称される機構で飛翔することも可能。劔冑がこの世界において最強の武装である主たる理由は頑強な装甲にあり、その装甲を破壊する手段が合当理による飛翔から得られる運動エネルギーを乗せた武者による斬撃に限られるためであると作中で語られている。また、この斬撃を繰り出すために行われる武者同士の空中戦は∞の軌道を描くため、双輪懸(ふたわがかり)と呼ばれる。大戦後、大和においてはGHQによる大々的な劔冑狩りが行われたため、現存する真打は決して多くはない。真打、数打に共通の機能として金打声(きんちょうじょう、メタルエコー)と呼ばれる通信機能の一種を有しており、劔冑を装甲している仕手はこれを介して会話を行う。また、意思を持つ劔冑は基本的にこれを用いて会話を行う。古来の製法によって鍛造された劔冑。西洋では旧式劔冑(ブラッドクルス)と呼ばれ、これを纏う者は武者または騎士(クルセイダー)とされる。鍛冶師の魂を心鉄(しんがね)として完成する逸品で、物語開始時点では数打とは比較にならない性能を誇る。戦闘補助OSとして鍛冶師の人格が宿っており、仕手とは別に独立して行動が出来る(自意識を持った)個体も存在する。また、真打の中でも極一部の業物は、魔法のような超常能力、陰義(しのぎ、アウトロウ)を備えている。熱量が足りていれば劔冑単体でも使用でき、また武者であれば装甲していなくても使用できる。クローン技術・CPU等電子機器の開発、発展により台頭した劔冑。西洋では新式劔冑(レッドクルス)。これを纏う者は竜騎兵(ドラグーン)と呼ばれる。鍛冶師を犠牲にしないために量産が可能で、現在の軍事における主流兵器である。陰義を備えておらず、また機体の性能にしても真打に劣るものの、技術の発展速度はめざましく、留まることを知らない。CPUを用いている為人格は無く、戦闘補助はOS等電子機器による。いずれの機体も頭部から管を伸ばしているが(六波羅の劔冑は頭部前方、GHQは右方)、これは機銃へ熱量を送るための送熱管である。レーサークルス。数打劔冑の一種に分類される。戦闘用ではなく、その名の通りアーマーレース用にチューンされている。戦闘機能を持たず、スピードと運動性に偏重している設計。装甲は至近距離からの拳銃の発砲に耐えきれないほど脆い。湊斗景明、三世村正、綾弥一条、大鳥香奈枝、今川雷蝶ら「悪鬼編」後も生存している原作キャラの他、別の世界から召喚された足利茶々丸も登場。回想シーンでは他原作キャラクターも登場する。
出典:wikipedia
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