島根スサノオマジック(しまねスサノオマジック、)は、島根県を本拠地としてB.LEAGUEに所属するプロバスケットボールチームである。2010年bjリーグ加盟。運営母体は株式会社山陰スポーツネットワーク。ホームタウンは、松江市・出雲市など出雲地方を中心とした島根県全域。中国地方では初のプロバスケットボールチームであり、山陰地方のプロスポーツクラブとしては2007年にプロスポーツクラブ化したガイナーレ鳥取に次いで2クラブ目である。チーム名は、出雲神話のヤマタノオロチ伝説に登場する「スサノオ(素戔嗚尊)」に、英語の「魔法・魔術」を意味する「マジック(magic)」を組み合わせ、チームに出雲の神々の不思議な力が宿るイメージで名づけられた。チームカラーは、青色をベースに、銀色と黒色が加わる。青は空や日本海・宍道湖や中海・斐伊川などの島根の自然から、銀は石見銀山やスサノオの武器である天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)から、黒は県木であるクロマツから。チームロゴは、青をベースにヤマタノオロチ伝説に登場する剣や雲・大蛇などを組み合わせ、力強さとスピード感を表現した。ホームアリーナは、松江市総合体育館。その他、山陰地方のアリーナでもホームゲームを開催する(詳細は下記#観客動員記録参照)。マスコットは、烏帽子や勾玉など古代出雲を象徴する装飾品をつけた「すさたまくん」。チアダンスチームは、「アクア☆マジック」。松江は、全国に先駆けミニバスケが普及された土地であり、若年層における競技人口割合も全国屈指で、現在でもバスケが盛んな土地である。古くは、松江工業高校が1960年および1968年のインターハイ優勝、男女とも国体で好成績をあげており、「バスケ王国」と呼ばれた頃もあった。2000年代全国に広がった地域密着ブームの流れを受け、バスケで地域を盛り上げようと、2007年6月にbjリーグへの参加を表明、(株)島根スポーツ振興会をたちあげ申請を行ったが準備不足のため落選した。その後協賛団体を集め、2009年4月に再申請を行った。同年7月、支援団体「島根県スポーツ地域振興推進会」が設立され、最後の懸念材料であった官民のサポートが受けられる事が決まった。2009年8月、bjリーグ加盟および2010/11シーズンからのリーグ参加が正式決定した。2009年11月、公募でチーム名を決定、「島根スサノオマジック」となった。チーム名決定に伴い、運営母体の社名も(株)山陰スポーツネットワークに変更、チームロゴの制作へと動き出した。同年12月、県内の学生有志が提案した26案の中から、松江市出身の島根大学生のものにロゴが決定した。翌2010年5月、全国から寄せられた102点からマスコットを選定、島根デザイン専門学校生がデザインした「すさたまくん」に決定した。2010年5月、初代ヘッドコーチに2006年世界選手権で日本代表を率いたジェリコ・パブリセヴィッチが就任した。2010年6月のドラフト会議(エクスパンションドラフト、育成ドラフト含む)では山陰地方にゆかりのある仲西翔自、横尾達泰、曳野康久、山本エドワードの4名を指名する。8月30日、現役日本代表選手の石崎巧と契約する。同選手はbjリーグのトライアウト及びドラフト会議に参加していないため、本来のルールでは2010-11シーズン当初からbjリーグのチームと契約してプレーすることは不可能であるはずであったが、コミッショナー裁定による特例で契約に至った。2011年3月東日本大震災の影響でレギュラーシーズン数試合休止した。終盤まで主に大分ヒートデビルズとプレイオフ進出を争い、最終的に西地区6位でプレイオフに進出したが、ファーストラウンドで西地区3位のライジング福岡に2連敗で敗退した。個人タイトルとしては石崎がベスト5、ジェラル・デービスがブロックショット王を受賞した。2011年7月、前シーズンの得点力不足を解消するためbjリーグ3シーズン連続得点王のマイケル・パーカーを、同年8月東京アパッチ活動休止を受け仲摩匠平の兄である仲摩純平を獲得する。一方で初年度のチームを支えた石崎はドイツ2部のへ移籍した。同シーズン、2年連続でプレイオフに進むことができたものの、ファーストラウンドで西地区3位の京都ハンナリーズに1勝1敗、最終決定戦で1点差で負けプレイオフ敗退した。個人タイトルとしては、パーカーが得点王、デービスが2年連続でブロックショット王、山本がMIPを受賞した。このシーズンから日本人の出場時間を増加させるため、外国人選手枠が狭まることになった。前年度から活躍したパーカーやデービスを残留させる一方で、大分ヒートデビルズ経営悪化に伴い波多野和也を、ジェリコが日本代表監督時代に指導した佐藤浩貴などを補強した。レギュラーシーズン3位と過去最高の成績を収め、プレイオフ地区1回戦では浜松・東三河フェニックス相手に2連勝と初めて1回戦を突破したものの、地区準決勝では福岡相手に2連敗を喫しプレイオフ敗退した。同シーズンを持ってジェリコ・パブリセヴィッチはHCを退任した。2013年、次のヘッドコーチとして、パナシナイコス時代にジェリコ・パブリセヴィッチの下でコーチ経験があり岩手ビッグブルズ元HCであるブライキディス・ブラシオスが就任し、前HCの路線を引き継いでいく。デービス以外の外国人が退団、昨シーズンまでのチーム得点王パーカーの穴を埋めるべく、横浜ビー・コルセアーズ2012-13シーズン優勝メンバーかつ、ブラシオスHCが岩手HC時代に指導したトーマス・ケネディとショーン・マロイが加わり、、チーム方針の継続とジェラル・デービスら既存戦力と新戦力の融合により開幕前時点での評価は一部マスコミで高かったが、結果は監督と攻撃の柱の交代が裏目となりチームは開幕から7連敗、ホーム初勝利までに2ヶ月近くかかるほど下位に低迷し、途中ケネディとも契約解除することになった。T・J・カミングスと契約したその後も低迷を続け地区最下位にまでになったことから、2014年1月ブラシオスHCは解任された。2014年1月、これを受け日本リーグでプレー経験もあるレジー・ハンソンが新HCに就任した。守備を中心に立て直しを図るものの、デービスら主力に怪我人が続出したこともあり、シーズン後半にかけて13連敗を記録した結果、チーム史上初の最下位に沈んだ。シーズン終了後、ハンソンがチームを立て直したと一定の評価をし契約延長することになった。前シーズンの在籍選手13名中、デービス、マロイ、カミングス、トーマス、朴航生、波多野和也、川辺泰三、薮内幸樹、仲摩匠平、新里智将の10名が退団。日本人の新加入選手は前つくばの河相智志、前大分の高田秀一、松江市出身で前三菱電機の安部潤 (バスケットボール)、トライアウトに合格した前高松の問雅臣および前琉球練習生の新城貴史の5名。外国人はジョー・チャップマン、ビンゴ・メディエックス、ジェームス・パジェット、アイザイア・ブラウンの4名と契約。選手を大幅に入れ替え、守備を重視しつつ得点力を高める補強を行い、チームワーク&ハードワークのスローガンを掲げて開幕を迎えた。しかし開幕後は得点力不足に悩まされ、前シーズンを上回る11連敗を喫して最下位に低迷。この11試合中7試合で得点が70点未満だった。11月9日の福島ファイヤーボンズ戦で初めて80得点以上を記録して83-63でシーズン初勝利をあげたが、試合後にハンソンHCを解任し、森山知広ACがHC代行に就任することが発表された。森山代行就任直後は5連敗を喫したが、12月は年末の5連勝を含む月間6勝2敗の成績で最下位を脱出し、8位に順位を上げた。1月から4月も計14勝12敗と勝ち越してレギュラーシーズン最終順位ウエスタン6位で2シーズンぶりのプレイオフ進出が決定。プレイオフ・ファーストラウンドは3位の浜松と対戦し、2連敗で敗退した。森山HC代行は退団し、ライジング福岡のHCに転身。新HCに前横浜HCの勝久マイケルが就任。ジョシュ・デービス、ウェイン・マーシャル、スクーティー・ランダルらを補強した。開幕から4連勝のスタート。11月から12月にかけて11連勝し、首位争いに加わった。3月19日の京都戦でシーズン2度目の7連勝を記録するとともに京都をかわして一時首位に立った。レギュラーシーズンの最終順位は3位で3シーズンぶりにプレイオフホーム開催権を獲得。しかし、松江で開催したプレイオフ1回戦で6位の大阪に2連敗を喫し、シーズンを終えた。ゲーム差は()外は1位、()内はプレイオフ圏との差をそれぞれ表しているゲーム差は()外は1位、()内はプレイオフ圏との差をそれぞれ表している。1試合最多得点スクーティー・ランダル 43得点(2016年2月7日広島ライトニング戦)1試合最多リバウンド ジョシュ・デービス 26リバウンド(2016年2月7日広島ライトニング戦)1試合最多アシスト 最多得点・最多失点最多連勝 11連勝 2015-16シーズン最多連敗 13連敗 2013-14シーズンプレーオフを含む。2009年9月から2ヶ月間、チーム名を一般公募し898案が集まる。そのうち、500案まで絞り込みネット上に公開、同年11月11日から22日までで一般投票を行い上位3つまで絞り込んだ。同年11月24日、その3案「島根スサノオマジック」「島根シルバーセインツ」「島根ダンダンダンクス」のうち、支援団体・県スポーツ地域振興推進会内で多数決をとり、スサノオマジックに決定した。2009年7月bjリーグ参入に向けて、地元行政および財界により結成された支援団体。参加団体は以下のとおり。bjリーグ参入後も支援に回り、県および松江市は支援事業として助成金を計上している。ガイナーレ鳥取とは山陰地方のスポーツチーム同士であることから、ホームページを相互リンクしたり、スサノオマジックは鳥取県内でもホームゲームを行っている。(ガイナーレはスタジアムの基準を満たしていない事を理由に島根県内ではホームゲームは開催していない)時折放映されるローカルの試合中継(日曜日昼開催)は、主として山陰中央テレビが担当。
出典:wikipedia
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