ウィリアム・ディオン・ベナブル（William Dion Venable, 1982年10月29日 - ）は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州マリン郡出身のプロ野球選手（外野手）。左投左打。MLB・ロサンゼルス・ドジャース傘下に所属。父のマックス・ベナブルも元メジャーリーガーで、日本プロ野球の千葉ロッテマリーンズにも所属した。サンラファエル高校から全米で最高入学難易度である「最も入学が難しい大学（Most Selective）」にランクされているプリンストン大学へ進学。大学では一時バスケットボールに没頭し、アイビー・リーグ選抜に選ばれるなど才能も持っていたが、両親の意向もあり大学在学途中で野球に専念。そして野球においてもアイビー・リーグ選抜となった。のMLBドラフト15巡目（全体439位）でボルチモア・オリオールズから指名されたが、契約には至らなかった。のMLBドラフト7巡目（全体218位）でサンディエゴ・パドレスから指名され、6月17日に契約。この年は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・パドレスとA-級でプレー。A-級ユージーンでは42試合に出場し、打率.216・2本塁打・14打点・2盗塁だった。はA級で124試合に出場し、打率.314・11本塁打・91打点・18盗塁だった。はAA級サンアントニオ・ミッションズで134試合に出場し、打率.278・8本塁打・68打点・21盗塁だった。はAAA級ポートランド・ビーバーズで開幕を迎え、120試合に出場して打率.292・14本塁打・58打点・7盗塁と好成績を残し、8月29日にパドレスとメジャー契約を結んだ。同日のコロラド・ロッキーズ戦でメジャーデビュー。6番・中堅手として先発起用され、4打数1安打1三振だった。この年は28試合に出場し、打率.264・2本塁打・10打点・1盗塁だった。2月27日にパドレスと1年契約に合意。この年は主に右翼手として95試合に出場。89三振と粗さが目立ったものの、12本塁打を放った。3月3日にパドレスと1年契約に合意。自己最高の131試合に出場。前年から打率を低下させ、前年と同様に、試合数とほぼ同等となる128個の三振を喫した一方、2年連続での二桁本塁打を記録。また、三塁打7本、盗塁29を記録するなど、足の速さも発揮した。2月27日にパドレスと1年契約に合意。開幕後は40試合に出場したが、打率.224と低迷し、5月23日にAAA級ツーソン・パドレスへ降格した。6月9日に再昇格。この年は121試合に出場し、打率.246・9本塁打・44打点・26盗塁だった。1月17日にパドレスと147万5000ドルの1年契約に合意。この年は148試合に出場し、打率.264・9本塁打・45打点・24盗塁だった。1月18日にパドレスと267万ドルの1年契約に合意。この年は151試合に出場し、打率.268・3年ぶりの二桁本塁打となる22本塁打・53打点・22盗塁だった。9月3日にパドレスと総額850万ドルの2年契約に合意した。は、5年連続二桁盗塁となる11盗塁を決め、引き続きスピードは健在だったが、一方で20盗塁以上の継続が2013年までの4年でストップ。打撃面ではメジャーデビュー以来、自己最低の打率.224に加え、8本塁打・33打点と不振を呈した。一方守備面では、外野3ポジションを守って無失策の守備率1.000、DRS +8を記録し、ハイレベルな守備を発揮した。、98試合に出場して打率.258・6本塁打・30打点・11盗塁（1盗塁死、成功率92%）という、まずまずの成績を残していた。外野守備では中堅手をメインに外野の全ポジションを守ったが、通算DRS - 6に終わるなど、イマイチの調子だった。8月18日にマーカス・グリーンとジョン・エドワーズとのトレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍した。レンジャーズ加入後はバットが湿りがちで、37試合で打率.182・3打点という低調な内容に終わった。守備では、引き続き外野3ポジションを全て守り、DRS +1を記録。パドレス時代との合算では、135試合に出場して打率.244・6本塁打・33打点・16盗塁という成績を記録し、連続2ケタ盗塁を6年連続に伸ばした。同年11月2日にFAとなった。2月26日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになったが、3月27日に自由契約となった。翌3月28日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ。開幕後は傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでプレーしていたが、6月11日に自ら選んで契約を途中で放棄する「オプトアウト」を行使した。2016年6月14日にロサンゼルス・ドジャースとメジャー契約を結び、25人枠入りした。6月24日にDFAとなり、翌25日に40人枠を外れる形で傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ配属された。7月1日にジョク・ピーダーソンの故障者リスト入りによってメジャー契約を結んで昇格したが、7日に今度は柳賢振をアクティブ・ロースターに登録するために再びDFAとなった。

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