『カイチュー!』は、林佑樹による日本の漫画作品。集英社『週刊ヤングジャンプ』2009年51号より連載を開始したが、2010年20号(第20話)でヤングジャンプ本誌での連載を終了。第21話以降は、同年4月22日より、『ヤングジャンプ』のWebサイト『webYJ』でのweb連載へ移行した。移行後、『ヤングジャンプ』2011年52号までの目次ページには本作の名前と、作者のコメントが掲載された。また、『ヤングジャンプ』2012年12号にて特別読切が掲載され、一時的に本誌復帰を果たすが、2012年8月2日配信の第124話で『webYJ』での連載も終了して完結。連載作品前身の読切版は、集英社『ヤングジャンプ増刊「漫太郎」』の2006年度版(同年4月11日発売)に掲載。単行本は、YJコミックスより全12巻。また、原型となった読切版がwebアニメ化した(後述)。タイトルの「カイチュー」は、弓道用語の「皆中」(放った矢が全て命中すること)に由来する。弓道部に所属する主人公が全国制覇を目指すスポーツ漫画であり、第30話から第117話(2012年6月3日現在)にかけて神奈川県のインターハイ予選が男女ともに1次予選、個人戦、2次予選、決勝リーグと長期に渡り描かれている。しかし完全にシリアスなものではなく、ギャグ漫画とも言えるほどコメディ要素が強い。当初はラブコメであったが大会が進むにつれて描写は減っている。また、作中に男の娘やゲイが登場しボーイズラブ要素も含まれるが主にギャグとして使用される。弓道少年の立川達矢は、中学校時代の全国大会で出会った不動権三郎先輩に憧れて彼と同じ高校に進学する。しかし、達矢が高校で見たものは、想像を絶するものであった。そして、達矢の権三郎への憧れは、また別の感情へと変わっていくのだった。神奈川県西湘市にある高校。近年は、毎年1次予選敗退の弱小高で、権三郎を除いた上級生達は、基本動作は出来ているものの高校から弓を始めた初心者集団。新入生は、達矢・健太・香の3人のみ。2年生、3年生には名前も出番もない背景部員が存在する。5年連続インターハイ出場の神奈川県の名門校。レギュラー全員が過去の大会で優秀な成績を修めているエリート集団で新入部員は毎年50人を越え、県外からの志望者もいる。男子チームは過去3年間の神奈川県予選での平均的中数は15.5で、接戦であるほど的中率が上昇するのが特徴。昨年の高校総体では全国ベスト8(龍ノ介以外は3年生)。女子もインターハイ以外の大会では聖ウクレレ女学院に勝利したことがある強豪。昨年度の神奈川女子代表校。連載開始時点で神奈川2連覇中。強さの肝は射の緊張と弛緩。昨年度の神奈川男子団体2位の高校。打倒、山王高校を掲げ、幾度も山王高校と接戦を繰り広げてきた。チームの流れに重さを置いた、「チームとしての射」で2次予選で山王高校の首をねらう。過去3年間の神奈川県予選での平均的中数は15.5で山王高校と互角である。古豪として安定した強さを誇る。偏差値が低いことでも有名。総体神奈川県予選初出場の高校。団体戦の選手は大前から室伏(むろふし)、管(かん)、柴(しば)、柳(やなぎ)、幸久。幸久以外は男の娘に興味は無い。10年連続ベスト10入りの高校。神奈川2次予選の1回戦で小田川高校と同じ同じ立ち順になった高校。人口の少ない漁村にあり、部員は5人のみで3年生はいない。指導者不在で教本を頼りにしている。大漁旗を持ち込み、全員肌は色黒でねじりはちまきをしている。団体戦の選手は大前から鮫島(さめしま)、魚住(うおずみ)、貝山(かいやま)、浜田(はまだ)、鳴海(なるみ)。神奈川総体予選の1次予選で小田川高校の後ろで射を行った男子校。毎年時期外れのインフルエンザや食あたりに泣かされていた。全員が全国模試で100番以内。「データで勝つ」が合言葉。部員は全員眼鏡をかけていて、作中では分析による解説を担当する。権三郎の父が監督を務め、高校総体2連覇中の静岡県の男子校。1次予選では40射38中という驚異的な記録をたたき出し、個人戦の5位以上がすべて天龍の生徒であるなど圧倒的な強さを誇る。本作品の舞台は神奈川県であり、登場する高校などは、基本的に架空の名称が使われている。また、正式には言及されてはいないが、西湘市(せいしょう)「小田川」の町は、「小田川城」の天守閣の外観が小田原城と酷似していることや、「小田川駅」が新幹線停車駅であることから、小田原市がモデルになっていることがわかる。達矢たちが臨む高校総体は第54回であり、本大会は沖縄県で行われる。単行本2巻の発売を記念して、ヤングジャンプのホームページで本作の原型となった読みきり版のwebアニメが配信された。制作は週刊ヤングジャンプ編集部、制作協力にSoftgarage。前・後編構成で、2010年7月16日に公開された前編はおよそ4分程度、同年7月30日に公開された後編は5分程度となっている。「アクセス数が好調な気がして勘違いした編集部がうっかりアニメを製作しちゃった」とのこと。これは本誌での連載からwebでの連載に移行のさい、作中の人物である健太の口から「島流し」とまで評された作品であるがゆえに異例の処置となっている。声は中村繪里子(「不動権三郎」役)、國分和人(「立川達矢」役) 、高梨謙吾らが担当している。
出典:wikipedia
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