江北町(こうほくまち)は、佐賀県の中央部に位置する町で、杵島郡に属する。鉄道や国道が分岐する交通の分岐点で知られる。佐賀県の自治体において「町」は「ちょう」と読むが、江北町のみ唯一「ちょう」でなく「まち」と読む。平均気温15.8度、平均降水量1,853mmで、平均の初霜は11月上旬、終霜は4月上旬で温暖な気候となっている。町内は6大字が設置されている。当初は杵島郡の合併協議会に参加していたが、新役場建設位置などを巡り破綻。当面は単独町制を維持する、としている。九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)について鹿島市、そして江北町議会議長が反対の立場から降りた現在では県内の自治体で唯一反対の姿勢を取る。ただし、議会は2006年(平成18年)3月に経営分離に同意する決議をしており、町長が反対の立場でいわば「孤軍奮闘」し、「孤立」している状況である。2008年(平成20年)2月24日の町長選挙において新幹線建設反対を公約を掲げ、分岐駅機能が肥前山口駅から武雄温泉駅に移ることになり町民には利益がない、と「新幹線建設反対こそが江北町の振興策である」と主張した田中源一が新幹線容認を唱えた新人候補の元県職員を破り5期目の当選を果たした。しかし、2007年(平成19年)12月16日に発表された、計画を推進する佐賀県・長崎県・JR九州による「三者合意」によって、新幹線は2008年(平成20年)3月に着工が認可され、4月に着工された。ただ、その後田中は「新幹線は佐賀県にとって何のメリットもなく、無駄な公共事業」と発言している。その後本格的な予算がつき工事は進んでいる。しかし田中は現在も機会を見ては建設反対もしくは事業の抜本的見直しを求める発言を繰り返し行っている。田中は2011年(平成23年)9月15日の町議会において2012年2月の町長選挙に6選を目指して出馬することを表明した。その際に新幹線について「県民が必要としていないものを震災のさなかに建設するのは疑問。政府与党には10年間の事業凍結を求めていく。」と話し、改めて新幹線建設反対の立場を鮮明に示した。その後の町長選挙では田中以外の立候補者はなく、無投票での6選が決まった。杵島郡から選出される佐賀県議会議員の定数は2議席である。統計はすべて2010年10月1日の国勢調査のもの。最寄り空港は佐賀空港(有明佐賀空港)。佐賀県内唯一の空港で、県や地元財界による空港利用促進策(運賃補助)の一環として、江北町内と同空港の間では乗合タクシーの利用が可能となっている(約50分、1500円)。また佐賀空港の就航路線以外の最寄り空港としては福岡空港があり、同空港と博多駅を結ぶ福岡市営地下鉄、あるいは同空港と佐賀駅を結ぶバスなどを介して江北町と連絡している。"九州新幹線長崎ルート問題については「行政」を参照のこと。" "196010
出典:wikipedia
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