タンス預金(タンスよきん)とは、金融機関に預けられず、家庭内に保管されている現金のこと。日本ではタンスに仕舞われることが多いことから名付けられているが、家庭内ですぐに引き出せるのであれば、どこにしまわれていても、タンス預金と同等に扱われる。タンス預金は金融機関に預けられないため金利もつかず、長期間になると金融システムから見て現金の死蔵化につながる。また、資金洗浄する前の現金などは、タンス預金となっており、資金の流れの把握が困難になるので政府は問題視している。欧米ではマットレスの下が典型的な貯蔵場所になる。保有者にとっての最大の長所は、何と言っても現金なので、デフレーションに強く流動性が最高であることである。金融機関の破綻の影響も受けないが、その一方盗難、火災、虫による食害や錆びつき等の破損、横領のリスクは大抵の場合金融機関の破綻リスクよりも大きい。利子も付かないので、その分はインフレーションの影響をより大きく受けるというインフレリスクもある。金融システムに対する不安がタンス預金の動機になるが、通貨切替などをして旧通貨が無効となった場合は、タンス預金も無価値となる(北朝鮮のウォンが2009年11月30日に行ったデノミネーションなど)。2008年、日本銀行の調査報告によると、およそ30兆円がタンス預金として存在するとされる。配偶者等の同居家族に隠れて倹約して貯めた、個人的に管理している現金のことを『へそくり』【綜麻繰・臍繰り】(臍繰り金の略語)と言う。
出典:wikipedia
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