『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(ハングオーバー! きえたはなムコとしじょうさいあくのふつかよい、原題: "The Hangover")は、2009年のアメリカ映画。『ハングオーバー!』シリーズの第1作となる。2日後に結婚を控えたダグと、彼の親友の教師フィルと歯科医スチュ、そして義弟となるアランの4人は、バチェラー・パーティーを企画し、義父のベンツに乗ってラスベガスへ向かう。ホテルではフィルとスチュが身銭を切って最高級のスイートを取り、4人は立ち入り禁止の屋上へ出て酒を飲み交わし友情を確かめ合う。翌朝、スチュ、フィル、アランの3人は酷い二日酔い(ハングオーバー)の状態で目覚める。借りたスイートルームは、荒れ果てており、浴室には何故かトラがいて、見知らぬ赤ん坊までいた。主賓のダグはおらず、さらにスチュは上の前歯が無くなっていたが、3人共に前夜の記憶はない。いないダグを捜すため、3人はそれぞれのポケットの中身をヒントに前夜の出来事を調べ始める。ひとまずポケットにあった病院の腕章を元に病院に向かおうとした3人だったがホテルに預けたベンツはパトカーに変わっていた。病院では3人からレイプに使われるドラッグが検出されたことを教えられ、ますます謎が深くなる。さらにスチュは前夜に結婚したことになっており、相手のジェイドのアパートを訪ねると謎の赤ん坊の母親だったことが判明する。そこに警察が踏み込み、3人はパトカー泥棒として捕まってしまうが、警察署見学の子供たちにスタンガンで撃たれることを条件に保釈され、ベンツを取り戻す。ベンツのトランクからは全裸の東洋人が飛び出し、めった打ちに遭う。謎が一部解決しつつ、新たな謎も広がる中、ダグは見つからず、手掛かりもなく、3人は一度ホテルに戻る。ホテルに戻るとマイク・タイソンがおり、トラはタイソン邸からフィルらが盗んだものだと判明する。タイソンは、屋敷に返すよう言い、3人はベンツがボロボロになりながらも暴れるトラを何とかタイソン邸へ連れていく。その帰りに昼間の東洋人レスリー・チャウが率いる集団に襲われ、チャウは昨夜カジノでフィルたちが間違えて持ち帰ったカバンに8万ドルの現金があったこと、ダグの身柄を預かっていることを明かし、彼を返して欲しければ8万ドルを寄越すように脅迫する。そんなカバンは見つからず、途方に暮れる3人であったが、アランは特異な才能を発揮して、カードカウンティングによってブラックジャックで8万ドルを稼ぐ。結婚式当日。3人は、8万ドルを持ってチャウからダグを取り返すが同名の別人(黒いダグ)であり、アランにドラッグを売った売人であった。結婚式まであと5時間、ダグの手掛かりを完全に失った3人は途方に暮れる。しかし、そこでスチュは、ダグのいそうな場所に気づく。ホテルに戻った3人が急いで屋上に向かうと、日焼けし脱水症状を起こしかけているダグがいた。3人はベッドで寝ているダグを屋上に運ぶ悪戯をしたのだが、彼はそのまま屋上に置き去りにされロックアウトされていたのだった。4人は車内で正装しながら急いで地元へと戻り、ぎりぎり結婚式に間に合う。式が一段落し、くつろぐ4人はあの夜の出来事を収めたカメラを発見し、自分達がどんな馬鹿騒ぎをやったのかを知る。アメリカでは2009年6月5日に3269館、約4500スクリーンで公開された。日本では2009年9月21日に行われた第2回したまちコメディ映画祭in台東の前夜祭である映画秘宝ナイトで一度上映され、その後はビデオスルーとなる予定であったが、2010年7月3日に劇場公開されることになった。日本での劇場公開時には、輸入盤のソフトは既に発売済みであったが、日本版ソフトはBDとDVDのセットで2010年10月6日に発売された。比較的低予算で大スターが出演していないにもかかわらず、北米週末興行収入で2週連続1位となった。さらに累計で全米で約2億7700万ドル、全世界では約4億6700万ドルを稼ぐヒット作となった。2009年度の北米興行収入第6位である。本作のスコアはクリストフ・ベックが担当した。また、他に20以上の楽曲が使われ、そのうち13曲がサウンドトラック盤に収録されている。エンド・クレジットで流れる曲はフロー・ライダーの「ライト・ラウンド」である。続編『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』が2011年に公開された。ブラッドレイ・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ジャスティン・バーサ、ケン・チョンらが再出演するほか、ニック・カサヴェテス、メイソン・リー(アン・リーの息子)などがカメオ出演する。
出典:wikipedia
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