クナル州()は、アフガニスタン東部の州である。クナル州の面積は4926平方キロメートル(34州中28位)、総人口は約43万人(34州中23位)、人口密度は87人/平方キロ(34州中9位)である。州都は。同州とその周辺のアフガニスタン東部の歴史的に相当する領域は、地理的な「」と呼ばれている。州内をが南へと流れる。ヒンドゥークシュ山脈の山懐に抱かれたは、山奥の森林に覆われた地域である。ジャラーラーバードとチトラルの間にある交通の要衝である。クナール州はアフガニスタン武装勢力の有力な拠点となってきた。険峻な天然の要害で,洞穴が縦横に走り,なかば自立しているパキスタンの北西辺境州のトライバル・エリア(FATA)と国境を接しているクナール州は,武装勢力の格好の拠点となる特徴を備えている。米軍の兵士の間では,クナール州は「敵の本丸」とも囁かれた。古代のインダス文明はメソポアミア・ハラッパー路を通じて、金などの貴金属や木材をメソポタミア文明に輸出していた。ガンダーラの首都はパキスタンのタキシラにあり、ジャララバードから沿いの渓谷をチトラルまで登ってバダフシャーン州のに至り、川沿いの渓谷を下ってタハール州に入りパンジ川に達する古道は、ヒンドゥークシュ山脈を越えてアムダリヤ川に達する重要な街道の1つだった。ソ連の侵攻による内戦中には,とが展開された。近年の米軍とNATOの干渉による衝突アフガニスタン紛争 (2001年-)においても、アフガニスタンの東部山岳地帯にありがちなように,武力衝突に関わっているグループは,その勢力や目的がかなり多様である。アフガニスタン人によって構成されているターリバーンには外国人部隊のアルカーイダが混じっているし,グルブッディーン・ヘクマティヤール率いる(イスラム党・ヘクマティヤール派)などの武装勢力も,ソ連の侵攻による内戦時代と同様の活動を展開している。他には,晩年にモウルヴィー・ユーヌス・ハーリスが率い,ヌーリスターン州に本拠地を置く(イスラム党・ハーリス派)などが有力な武装勢力である。クナール州の問題をいっそう複雑にしているのは,木材などの天然資源の密売や闇取り引きである。このような密貿易はパキスタンのトライバル・エリア(FATA)を舞台に行われ,同地域の森林の深刻な荒廃をもたらしている。クナル州は米(34州中8位)やとうもろこし(34州中10位)の生産が全国的に見て上位にある。パシュトゥーン人が州内の大部分の人口を占めており,きわめて強い民族色が州内に保たれている。
出典:wikipedia
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