同州（どうしゅう）は中国にかつて存在した州。現在の中華人民共和国陝西省渭南市一帯に比定される。殷周代には古芮国及び同国が建てられていた。春秋時代になると異民族が洛河経由で進出し大荔国を建てている。前451年、秦は大荔を攻撃、その後晋県が設置された。武帝の時代に左馮翊と改められた。北魏により華州が設置され、西魏の時代に同州と改められた。隋朝が成立すると当初は同州が設置され、3郡7県を管轄していた。606年（大業2年）、華州廃止に伴い延寿郡が同州に移管された。607年（大業3年）、郡制施行に伴い同州は馮翊郡と改称、下部に8県を管轄した。隋朝の行政区分に関しては下図を参照。唐朝が成立すると同州と改称された。742年（天宝元年）に馮翊郡とされたが758年（乾元元年）に再び同州と改称された。元朝が成立すると陝西行省奉元路に同州が設置され、下州とされた。元代の管轄県は下記を参照。

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