2013年までは学部を設置しており、「LEC東京リーガルマインド大学(れっくとうきょうリーガルマインドだいがく)」(通称:LEC大学(れっくだいがく))と名乗っていた。本項では、LEC大学時代を含めて解説する。LEC東京リーガルマインド大学院大学は、株式会社東京リーガルマインドが設置した東京都千代田区・大阪市北区他にある私立大学(日本初の株式会社立大学であり、構造改革特区により設置)である。2013年までは学部を設置しており、「LEC東京リーガルマインド大学」と名乗っていた。その時期の通称は「LEC大学」。現在の学長は反町勝夫(株式会社東京リーガルマインド代表取締役会長)。いわゆる学校法人の大学とは違う株式会社による大学設置として、規制緩和による学校多様化のあり方のひとつとしてのモデルケースである。しかし本体の経営を圧迫していることもあり、最大で14あったキャンパスを千代田キャンパスに限定した(後述)。なお、入学者は2008年度は29名(うち3名は3年次編入)、2009年度は定員160人に対してわずか19名(うち1名は3年次編入)であった。その後、2010年度以降は学部生の募集を停止し、専門職大学院のみの学生募集としている。そして、2013年3月31日には学部を廃止して大学院のみとし、大学名も「LEC東京リーガルマインド大学院大学」(通称:LEC会計大学院)に変更した。授業は「面接授業」と「メディア授業」という2つの形態が存在する。面接授業とは「学生と教員とが直接対面して行う」授業であり、メディア授業とは「あるキャンパスで行われている授業をテレビ会議システムで同時中継し、その他のキャンパスで受講する形態」の授業のことである。希望者はLEC東京リーガルマインド(資格試験予備校)の通学講義を無料で受けることができる(なお、過去問などの一部の書籍代は有料の場合がある)ほか、長期休暇中に通信講座を無料で受けることも可能である。ただし、大学の講義と資格予備校の完全分離を文部科学省に勧告されたため、資格試験予備校の講義は大学の単位付与の対象とならない。これは、予備校のビデオ授業をそのまま大学の授業として利用していたことを指摘されたためである。大学の講義と資格予備校の完全分離を文部科学省に勧告される前は、司法試験や司法書士などの資格を目指す学生は1年生の初期から講義がつまったスケジュールとなっていたが、勧告後は大学の講義と予備校の講義がつまってしまうというデメリットは解消された。また、資格試験に合格した際には合格報奨金制度によって5万~50万円が支給されたり、ディズニーランドのチケットの贈呈などのインセンティブ制度もある。かつては全国に14のキャンパス(メディアプラス制〈通学教育課程〉:千代田・大阪両キャンパス。メディアフレックス制〈通信教育課程〉:札幌・宇都宮・新宿・横浜・千葉・静岡・神戸・岡山・広島・松山・福岡・北九州各キャンパス)が存在していたが2007年9月、2008年度以降は千代田・新宿・横浜・大阪各キャンパスの4か所に縮小し、地方の10キャンパスでは新年度学生募集を行わず廃止する方針を示した。さらに2008年1月に横浜・大阪両キャンパスも廃止、2009年度は千代田キャンパスのみでの学生募集を行った。大学設置・学校法人審議会より、専任教員24名中11名が65歳以上であることについて、専門職大学院設置基準により準用される大学院設置基準第8条の4に基づき教員の年齢構成に偏りがないよう、教員の人件費についても適切な水準を確保するよう留意事項がついた。かつて「総合キャリア学部 - 総合キャリア学科」が存在したが、2013年に廃止された。キャンパスと呼んではいるが、いわゆる普通の大学にあるようなキャンパスではなく、ほとんどの教室や施設は本体の東京リーガルマインドが借りているテナントビル内に設置されている。普通の大学ならば教員に対して個人の研究室が存在しているが、この大学ではLECのオフィスの隅をパーティションで仕切り机を一つ置き多くの教員でそれを共有しているというスタイルになっている。運動場に関して大阪キャンパスでは、開学までに整備する計画であることを約束したにも関わらず開設後半年経過しても整備がなされず、大阪、松山キャンパスでは運動場の場所が学生に周知されなかった。設置当時は構造改革特区制度初年度であり、制度推進のため通常は7ヶ月をかけて設置認可の是非が判断されるところ、わずか3ヶ月の審査で認可がなされた。その後、開学以来ずさんな運営がなされているのではと、以下のように国会での追及があり、ついに2007年1月18日、文部科学省から日本の大学としては初の改善勧告を受けた。
出典:wikipedia
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