近江兄弟社中学校・高等学校(おうみきょうだいしゃちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、滋賀県近江八幡市に所在するプロテスタント系キリスト教主義の私立中学校・高等学校(併設型中高一貫校)。設置者は学校法人ヴォーリズ学園で、学園創立者はウィリアム・メレル・ヴォーリズと華族の令嬢で教育者の一柳満喜子夫人。同学園の中学校と高等学校は、1983年から再び合同運営になり、中高一貫教育が開始され、中高一貫コース(Hクラス)が設置される。1984年に高等学校に「特進コース」を新設し、改めて普通(Ⅰ類)コース、特進(Ⅱ類)コース及び中高一貫(Ⅲ類)コースの3コース制に再編される。現在でも近江兄弟社中学校から近江兄弟社高等学校へ進学する者が最多数である。近江兄弟社幼稚園、近江兄弟社小学校も長い歴史を持ち、幼稚園・小学校~高校まで通うことができる滋賀県唯一の私学でもある。県立高校の男子制服にブレザーが浸透する以前から同校では伝統的にブレザーの制服を着用している。特別なコースは設定されていない。2007年度入学生からは新校舎整備により4クラス化となった。最近の募集定員は一学年4クラス140人である。2008年度卒業生までは3クラスであった。ただし、2009年度入学生は志願者の大幅な増加により、新校舎の特別教室を普通教室に改築し、5クラス(170人)となった。入学式・新入生オリエンテーション合宿・新入生歓迎体育祭・花の日礼拝・英語暗唱大会・平和礼拝・文化祭・クリスマス礼拝・2年生沖縄研修旅行・1年生スキー合宿併設の近江兄弟社高等学校への内部進学制度はないが、毎年卒業生の半数程度が同高校へ進学をしている。学科は、全日制普通科及び国際コミュニケーション科のみ。創立者のウィリアム・メレル・ヴォーリズが同志社大学や関西学院大学をはじめとしたミッション系大学の校舎を多く建築していることもあって、これらの大学とは縁が深い。伝統的に同志社大学への指定校推薦があり、サンデー毎日などで発表される同校の一般入試合格者の数よりも、実際は多くの生徒が同志社大学へ進学している。同時に関西学院大学、関西大学、立命館大学などにも指定校推薦枠がある。関西のみならず、青山学院大学や国際基督教大学など、東京の有名私学への指定校推薦枠を持ち、選択肢が多い。一方、京都大学をはじめとした旧帝大クラスに合格する者もある。中高通じて、古くから国際人教育や英語教育に熱心な学校として知られる。また、受験一辺倒に偏らない学究の校風も伝統的に息づく。学年制プロミネント・グローバルは、2年時にはプロミネント・英語インテンシブ(いわゆる英語特進コース)・文系グローバル・サイエンス(プロミネント・グローバル合同の理系クラス)に別れていく。それに対し、国際コミュニケーションは3年間一貫のコースである。中学・高校の校舎と隣接して、前庭が広がり、戦前にヘレン・ケラーが来校して講演を行った教育会館や、旧幼稚園舎のハイド記念館(ともに国の登録有形文化財)が建ち、古きよき戦前のキャンパスを感じることができる。キャンパスは、その美しさと雰囲気からパナソニックの広告や、映画「偉大なる、しゅららぼん」のロケに使用された。アジア各国・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランドといった国の学生との、短期(2週間)~長期(6ヶ月)の交換留学制度がある。現在までに1,000名近くの生徒が留学し、500名程の留学生を受け入れている。同学園は近江鉄道バスとの特別契約を交わしており、朝夕の通学時間帯に限り近江八幡駅・学園前間での直行便を通常便と合わせて運行している。
出典:wikipedia
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