『アーマード・コアV』(アーマード・コア ファイブ、ARMORED CORE V)は、2012年1月26日にフロム・ソフトウェアから発売されたPlayStation 3、Xbox 360用ロボットアクションゲームである。海外では、バンダイナムコゲームスが販売とサポートを担当する。略称は『ACV』。キャッチコピーは、「ここは、名もなき傭兵達の戦場」。アーマード・コアシリーズの14作目となる本作は、世界観が一新され、システムにも大幅な変更や新要素が加えられている。シリーズとしては初めてのオンラインプレイを前提とした作りになっており、オンラインでは最大20人を上限としたチームに所属し、本作の主要な要素である「領地ミッション」や、従来からのシングルプレイ要素である「ストーリーミッション」と「オーダーミッション」をプレイしていくことになる。オフラインでのプレイでは、領地ミッション、武器性能変化、武器の流通、協力プレイといったオンラインならではの要素は遊べず、アップデートのパラメータ調整が適用されない(性能変化した武器パーツのみオンラインと同じパラメータ)。2010年1月のフロムソフトウェアの公式イベントで、特報映像とともに『ARMORED CORE 5』 (AC5) の製作が発表された。キャッチコピー「全てを焼き尽くす暴力」と発売予定時期の2010年、オーバード・ウェポン(後述)による一発逆転の戦いなどの情報が公表された後、しばらく公式での情報公開がなかったが、発表からおよそ1年後に公式サイトや各種メディアにて、タイトルを『ARMORED CORE V』(Vはローマ数字)へ変更すること、発売日が2011年10月20日へ延期されることが発表された。プレイ中は常時オンライン接続であることから、2011年7月1日よりPS3版のクローズドβテスト(期間は二週間)は実施される予定であったが、PSN個人情報流出事件の影響で延期となり、7月6日にPlayStation Storeのサービスが全面再開したことで7月8日から開始された。Xbox 360版では、当初の予定日から1週間程遅れた7月29日に開始された。さらにこのテストの結果を受けて、オンラインでのマッチングシステムなどの改善のため、発売日が2012年1月26日に再び延期された。2012年1月19日から23日の間にかけて先行体験版が配信され、オンラインサービスは1月21日から22日の期間限定で提供された。収録されたのは50種類程度のパーツとストーリーミッション00のみで、サーバー稼動期間のみ領地ミッション、決戦ミッションがプレイできた。2014年2月28日(本来は1月31日予定だったが、1月28日から2月6日までのPSN障害によりオンラインプレイが不可能だったために2月末に終了が延期された。)をもって、PS3版、Xbox 360版ともに本作のオンラインサービスは終了し、同日、これにあわせて、調整済みのパーツパラメータをオフラインにも適用するための最終アップデートファイル (Ver.1.06) が配信された。なお、オンライン要素のうちPSN、Xbox Liveを利用したフリー対戦のみ引き続きプレイ可能。チーム所属機能、エクストラミッション、武器性能変化、領地ミッション、協力プレイなどのオンラインコンテンツはプレイ不可能となった。機体構成部位やアクション、攻撃属性、索敵の仕組みといった、根幹を支える要素が全般的に変更されている。これまでのシリーズにあったBACK UNIT(AC1からACLRまでは肩武器、AC4、ACfAでは背中武器とも呼ぶ)がなくなり、武器 (ARM UNIT) はオーバード・ウェポンを除きすべて腕部に搭載する。左右の腕部とは別に予備の武器(ハンガーユニット)を肩のジョイントに掛ける形で装備し、戦闘中は腕に持った武器をハンガーの武器と持ち替えることができる。構えが必要となる大型の武器は、ハンガーユニットに搭載できない。戦闘中、構えると照準が表示されるが、タンクが搭載した場合は、通常武器と同じように構え不要で照準は表示されない。すべてのプレイヤーの活動する基盤となるもので、メンバーが1人であろうと、20人であろうとチームと呼ばれる。プレイヤーは『ACV』のオンラインでの初回起動時に所属するチームを作成するか、すでにあるチームのどれかに入隊することで所属することになる。1人でプレイする場合もチーム(メンバーが自分だけ)を作成する必要がある。なお、チーム名は後から変更できず、違うチーム名にしたい場合は解散するか所属先を変えるほかない。ミッションをプレイすると「チームポイント」が獲得できる。これが一定値まで累積するごとにチームレベルが上昇する。チームレベルはショップのパーツのラインナップと連動しており、レベルがあがるごとに(レベル50まで)ラインナップが増える。決戦ミッションに挑むためにもこのポイントが必要となる。決戦ミッションで消費しても一度上昇したチームレベルが下がることはない。チームメンバーとのやりとりはボイスチャットまたはテキストチャットで行うが、公式ではボイスチャットを推奨している。1チーム20人まで所属できるが、一度の戦闘に出撃できるのはオペレータ1人を含めた5人まで。オペレータは専用の画面で他の4人の戦闘をサポートする指揮官の役目を務める。領地を獲得するとチーム評価が上がり、上のランクの領地へ侵攻することができるようになる。オフラインでプレイする場合もオフライン専用のチームを作成するが、あくまでプレイヤー1人だけの形式上のもので、チームとしての機能は一切なく、オフライン用チームを利用したNPCとのチーム戦などの要素もない。チームレベルとショップの関係はオンラインのものと同様。オフライン用のチーム名はセーブデータを削除して最初からやり直さない限り変えることはできない。領地・決戦ミッション(後述)以外のすべてのミッションに総合評価(最終的な収支金額で決まる、S,A,B,C,Dで表示)とサブクエスト(時間制限や損害軽微、特定の敵XX機撃破といった各種条件で満たすと報酬が増える)が存在する。本作のメインコンテンツともいえる要素で、オンラインで領地ミッションと決戦ミッションを通して領地の奪い合いをする。領地にはランク、評価、耐久値が存在し、下位(評価0-999)・中位(評価1000-9999)・上位(評価10000-∞)に分かれる。侵攻の条件として、中位領地へはチーム評価1以上、上位へはチーム評価2以上が必要になる。基本的に下位・中位・上位の違いは置ける砲台の数や種類で、上位ほど強力な砲台が置ける。耐久値は他チームの侵攻を受けることで減っていき、完全になくなってから規定の時間以内に決戦ミッション(防衛側)を行わなければ没収され、NPC所有の領地として、全プレイヤーのいずれかへ再配布される。所持するエリアごとの領地の評価の総合値でチームがランク付けされ、1位のチームはワールドマップにエンブレムが表示される。遥か未来、世界は荒廃が進み、人々は僅かに残された生存可能地域に寄り集まっていた。その中で比較的規模が大きい「シティ」は、「代表」と呼ばれる人物によって圧制が布かれていた。ある時、「代表」の側近だった男が地下世界に追放された。男は地下世界の人々を纏め上げて「レジスタンス」組織を結成し、「代表」の支配を打ち破るべく一大反攻作戦を実行に移した。だが、作戦は事前に察知されていたために失敗し、男も命を落とす。一年後、レジスタンスは新たなリーダーの元で再び活動を開始した。本作の舞台となる世界は、続編『ARMORED CORE VERDICT DAY』のWeb連動サービス「ACVD-LINK」のアーカイブにて、『ARMORED CORE for Answer』後の遥か未来の世界であることが強く仄めかされている。
出典:wikipedia
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