LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

ホ式十三粍高射機関砲

「ホ」式十三粍高射機関砲(ほしき13みりこうしゃきかんほう)とは、昭和8年(1933年)に大日本帝国陸軍が準制式制定とした口径13.2mmの高射機関砲。原型はフランスのオチキス社が開発した13.2mm重機関銃()であり、同機銃を起源に持つ火器として大日本帝国海軍の九三式十三粍機銃がある。陸軍では大正9年(1920年)7月22日付の第三九八号兵器研究方針に基づき、昭和3年(1928年)に高射及び平射に使用可能な口径13mm程度の小口径対空火器として、イギリスのヴィッカース社よりヴィッカース.5インチ クラスD重機関銃(、12.7x120mm弾を使用)を「ビ」式〇.五吋D型機関砲として購入し、試験を実施していた。しかしその弾道性並びに機能の成績が不十分であったことから、昭和4年(1929年)4月に「ホ」式十三粍双連高射機関砲(オチキス13.2mm双連高射機関銃)の仕様書を提出するに至った。同年12月に現物を入手し、翌昭和5年(1930年)1月より伊良湖試験場で射距離1,500m以下の地上射表及び高射射表を得た結果、概ね良好な成績と認められた。同年3月には明野陸軍飛行学校で吹き流し射撃を実施し、以下のような成果を得た。また課題として次のようなことが挙げられた。昭和6年(1931年)には富津試験場でウーズレー社製1.5トントラックに積載しての運行及び車上射撃試験を実施し、次のような成果を得た。昭和7年(1932年)5月に試験の結果に基づく修正を加えた仕様書を兵器本廠に送付し、同年12月に受領した砲2門を陸軍野戦砲兵学校において実用試験を実施した結果実用に値すると認められた。これを以て陸軍技術本部は昭和8年(1933年)12月22日付けで「ホ」式十三粍高射機関砲の準制式制定を上申した。本砲の目的は主として高射による防空であり、副次的に平射による対地射撃も可能である。またトラック等の荷台に積載しての車上射撃においても性能的に問題は無い。運用には照準手、射手、装填手を要する。照準手は目標の方角並びに航速、直距離を修正する。射手はハンドルにより砲の高低及び方向を操作し照準眼鏡により敵機を射撃する。砲は連装式であり両方を同時に射撃するか、片側のみを射撃するか選択することが可能であった。給弾は30発入り弾倉によって行われ、弾薬は九二式車載十三粍機関砲と互換性を有する。準制式制定となった本砲は比較的少数の調達が行われたのみであり、砲そのものは国内での製造は行なわず輸入されていた。陸軍における13mm級の高射火器としては他に九二式車載十三粍機関砲を三脚架に乗せた野戦型がある。より口径を増した20mm級高射機関砲としては昭和13年(1938年)に九八式高射機関砲が開発され、陸軍の主力高射機関砲としての役割を担うこととなる。冒頭で述べたようにオチキス13.2mm重機関銃には海軍も興味を示し、保式十三粍機銃の名で輸入した。後に九三式十三粍機銃として制式化し、横須賀海軍工廠で製造を行なっている。なお本砲の名称と区分について海軍名称と混同してか「九三式十三粍重機関銃」とする文献も存在するが誤りである。また九二式重機関銃を基に「九三式重機関銃」を開発したという説明も見受けられるが、九三式重機関銃という名称・開発経緯を持つ陸軍兵器は実在しない。九二式車載十三粍機関砲はオチキス13.2mm重機関銃を基に南部銃器製造所で国産・発展させた制式機関砲であり、「ホ」式十三粍高射機関砲は輸入したオチキス13.2mm双連重機関銃を準制式化したものである。前述の通り、本砲の弾薬は九二式車載十三粍機関砲と互換性を有する。昭和11年(1936年)に陸軍は明治40年(1907年)6月3日付送乙第一八八七号で定められた「機関銃」と「機関砲」の呼称区分(口径11mm以下を機関銃と呼称する)を廃止した。本砲の弾薬はこれを受けて「「ホ」式十三粍高射機関銃弾薬九二式○○実包」と名称を変更した。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。