日勝峠(にっしょうとうげ)は、北海道沙流郡日高町と上川郡清水町の境界にある峠。峠の東側は十勝川水系、西側は沙流川水系である。日高山脈の分水界であるが、両水系とも太平洋に注いでいる。道央と道東を結ぶ交通の要衝である。標高は1,022mであるが植生環境から見れば本州の標高3,000m級に匹敵する環境となっており、走行条件の厳しい峠となっている。日高町大颱橋から清水町石山までの区間(33.3km)は、特殊通行規制区間になっている。1年中霧の影響を受けやすく、特に夏期は清水町側を中心に著しい濃霧による視程障害が発生し、冬期は吹雪による視程障害が発生する。このような悪条件などにより交通事故が多発する峠であり、視線誘導施設の設置や防雪・路面凍結対策などを施してきた。登坂車線やブレーキ故障車に備えた待避所(緊急待避所)も設置されている。2011年(平成23年)に道東自動車道が道央圏までつながり、峠越えの負担軽減が図られた。2016年8月30日、平成28年台風第10号により被災、土砂流入、路面崩壊、落橋などが発生し、同日11時15分から日高町千栄〜清水町清水(延長43.8km)が通行止めとなった。7号目付近、8号目付近、三国の沢覆道など複数箇所で大規模な崩落が発生、日高町内では千呂露橋、岩瀬橋、ニセクシュマナイ橋が落橋するなど壊滅的な被害を受けており、職員が徒歩や自転車で調査しており復旧には時間を要する見込みである。国道38号狩勝峠も同様に被災して通行止めとなったため、道東自動車道占冠IC - 音更帯広IC間で通行料金の無料措置が実施されている。「日勝峠を中心とする道路整備の歩み」を参照。
出典:wikipedia
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