大阪府道・和歌山県道61号堺かつらぎ線 (おおさかふどう・わかやまけんどう61ごう さかいかつらぎせん)は、大阪府堺市堺区から和歌山県伊都郡かつらぎ町に至る主要地方道。泉北2号線に代表されるような片側2車線道や滝畑湖畔沿いの片側1車線道など再整備された区間は幹線道路となっている一方で、和泉市の未舗装区間や蔵王峠大阪府側の区間は自動車での通行が困難な区間も多くあり「怖道(ふどう)」と呼ばれることもある。よって、滝畑ダム付近までのアクセスには国道170号の天野山トンネル間から分岐する2車線市道(関西サイクルスポーツセンター経由)の利用、かつらぎ町へは国道26号もしくは国道371号での迂回が推奨されている。2007年現在、この道路が河内長野市とかつらぎ町を直接結ぶ唯一の道路となっているため、市町の整備改良促進協議会により道路拡幅や待避所設置が行われている。堺市内は、塩穴交差点(履中天皇陵付近)から上野芝、深井清水町交差点(堺市中区深井中町付近)までの区間(通称『塩穴通』)と、阪和線津久野駅付近から南東方向へ伸びる区間(通称『泉北2号線』)に分かれている。津久野駅付近から堺市南区片蔵西交差点までは片側2車線、制限速度60km/hとなっている。片蔵西交差点から別所交差点までは片側1車線、制限速度40km/hとなっている。泉北2号線は、泉北1号線(大阪府道34号堺狭山線)とともに、泉北ニュータウンと堺市内を結ぶ幹線道路として認知されている。そのため豊田橋交差点より堺市内方向(北側)は交通量が多い。また阪和自動車道堺インターが平井大橋交差点付近にあるため、この付近では平日朝夕ラッシュ時、休日夕方に1 - 2km程度の渋滞が発生する。泉北ニュータウンを抜け、堺市別所交差点から和泉市善正町交差点までは国道170号旧道の区間を除いて歩道のない片側1車線となっている。大阪府と和歌山県を結ぶ主要地方道として区分されているものの、善正町交差点以南は両側1.5車線の狭部箇所があり、特に智積院付近以南の和泉市内は蛇行したダートとなっており、大きめの一般車両での通行は難しい。和泉市と河内長野市の間には、1932年(昭和7年)に開通した塩降隧道(塩降トンネル)がある。延長は158mでトンネルは入口と中央付近で折れ曲がった構造をしている。付近の林道本谷横谷線にある梨の木隧道とともに滝畑第三トンネルと呼ばれることもある。以前は酷く老朽化していたが、2002年6月にPCL工法によってトンネルのアーチ部分を2分割する補修工事によって改善された。塩降隧道を抜けた先の交差点で大阪府道218号河内長野かつらぎ線に合流してから滝畑ダム湖畔沿いの区間は、歩道のある緩やかな片側1車線道になり交通量が増える。滝畑湖畔バーベキュー場を抜けると山間を蛇行した両側1.5車線の離合の困難な道路となるうえに道路沿いにキャンプ場が連なるため交通量が多く、休日を中心に渋滞が起こりやすい区間となっている。府県境の蔵王峠(ざおうとうげ)付近の大阪府側は極狭激坂路となっており、普通車や軽自動車同士でもすれ違いが困難なほど狭く(待避場所がない部分ではほぼ不可能)、舗装も荒れており、こぶし大の落石も見られる。異常気象時通行規制区間に指定されており、冬季には積雪によって通行止めになることがある。大阪府堺市大阪府和泉市大阪府河内長野市和歌山県伊都郡かつらぎ町
出典:wikipedia
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