ULTRAS MATSUMOTO（ウルトラスマツモト）は日本プロサッカーリーグに所属する松本山雅FCのサポーター集団の一つ。通称UM。松本山雅サポーターの中心として活動を続けている。ULTRAS MATSUMOTO は非会員制の集団であり、「非組織な個人の集合体」として活動している。メンバーとしての唯一の定義が「松本山雅FCを応援したいと思うこと」である。このため、広い意味では松本山雅FCを応援していて、ULTRAS MATSUMOTO を自認していればメンバー入りということになるが、実質的にはコールリーダーを中心として、松本山雅FCの応援をコントロールしている人々、および、ULTRAS MATSUMOTO の楽器や大旗や弾幕などを直接使用・管理している人々である。松本山雅FCのすべての公式戦に足を運ぶが、試合以外でも、街頭に立っての宣伝やスタジアム清掃など、松本山雅FC関連するボランティア活動を行なっている。選手のチャントについては試合出場する選手のほぼ全員分を作成する。2012年以降は、選手のチャントを選ぶための投票や公募も行っている。また本拠地の松本市への誇りを歌ったチャント、長野県内の歴史的対立に基づいた信州ダービー専用のチャントの製作も行っており、該当試合の応援に使用されている。また、クラブが資金力に乏しい時期には、クラブのための募金活動も実施したことがある。2010年に日本フットボールリーグ昇格を記念して信濃毎日新聞社より刊行されたグラフ誌には、「クラブを支え続けたサポータークラブ」として紹介された。創設者（初代コールリーダー）は、高校時代に当時の山雅サッカークラブに練習参加していたこと、その後松本にアルウィンの建設が始まったことなどから、「長野県にプロサッカークラブをつくる会」に参加していたが、山雅サッカークラブのプロ化に必須と思われたサポーター集団の存在への道筋を付けるべく、2003年シーズンから ULTRAS MATSUMOTO の活動を開始した。当初、北信越フットボールリーグに属していた山雅にはほとんど観客はおらず、ULTRAS MATSUMOTO として応援に参加したのも、創設者に声をかけられた数人であった。プロ化を意識した多数のチャントや横断幕を作成しつつ、観客増のための宣伝や選手のためのボランティア活動なども行った。2004年、「長野県にプロサッカークラブをつくる会」が「アルウィン スポーツ プロジェクト」に改組されたのを機に、ボランティア団体が組織され、それまでほぼ一体だった、サポーターとボランティアが分離された。また、ULTRAS MATSUMOTO とは直接関わらない観客も少しずつ増えていった。2005年、山雅サッカークラブは松本山雅フットボールクラブ（松本山雅FC）に改称。Jリーグ入りを目指し始めたことから注目度が上がり、この時点ですでにプロ化を意識した応援スタイルを確立していたことも手伝って観客が増えるとともに、そのコアとなる ULTRAS MATSUMOTO のメンバーも増えていった。松本地域以外でULTRAS MATSUMOTOと交流が深いサポーター集団として下記が挙げられる。

出典:wikipedia