シエラネバダ山脈（シエラネバダさんみゃく、"Sierra Nevada"）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州東部を縦貫する山脈である。「ハイシエラ（"High Sierra/High Sierras"）」とも呼ばれる。シエラネバダは北部のフレドニア峠から南部のテハチャピ峠まで約650kmにもおよんでいる。同山脈はカリフォルニア州のセントラルバレーによって西部と、またグレートベースンによって東部と接している。最高峰はホイットニー山であり、標高は4,418m。ロッキー山脈よりも高いこの山脈はアメリカの西海岸進出への大きな妨げとなっていた。そのためドナー隊のような悲劇も起きることとなった。鉄道開拓時代にもその固い岩盤は大きな障害となり大陸横断鉄道を建設したセントラルパシフィック社は開発されたばかりで危険なニトログリセリンを使用し多くの犠牲者を出した。山中にはいくつかの湖がある。ヨセミテ国立公園など景観のすばらしさで有名。名称はスペインにある景観のよく似た同名の山脈に由来する。

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