タイガーズアイ(、虎目石、虎眼石とも)とは、金褐色に黒いスジのような縞模様(シャトヤンシー効果)を持つ宝石である。宝石の中では比較的廉価で、半貴石に分類されるため、天然石として扱われる場合もある。産地は南アフリカ共和国、ナミビア、西オーストラリアなどである。タイガーズアイは、角閃石の一種であるクロシドライト(青石綿)に石英が染み込んで硬化した混合石である。青石綿に含まれる鉄分が酸化して、独特の色と縞模様を形作っている。青石綿には危険性が指摘されているが、虎目石に含まれるものは、極度に風化するか、もしくは完全に石英化していない個体などでない限り、そのままの状態では飛散しない。社団法人日本ジュエリー協会技術部会は、「わざわざ微粉砕しなければ心配ありません」「しかし、原石取り扱い業や研磨業の方は今後も注意を払うことが必要」としている。石言葉は「浄化」。古代ローマ人は、吉運を招くとしてこの石で護符を作ったとされる。灰青色のものはホークスアイ(鷹目石)、熱処理によって赤色になったものはレッドタイガーズアイ(赤虎目石)と呼ばれる。また、タイガーズアイを熱処理し、更に塩酸に浸すと淡黄色になり、キャッツアイ(猫目石)そっくりになる。猫目石は高価なため、しばしば代用品として前述の方法がとられる。また、この方法で作られた石は俗に抜きトラとよばれる。
出典:wikipedia
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