ジェイソン・A・ヘイワード(Jason A. Heyward, 1989年8月9日 - )は、アメリカ合衆国・ニュージャージー州出身のプロ野球選手(右翼手)。MLB・シカゴ・カブスに所属。ニックネームは、名前を短縮して「J-Hay(ジェイヘイ)」。1989年にニュージャージー州で生まれ、2歳の時にジョージア州マクダナーへ移り住む。5歳から野球を始めたが、アメリカンフットボールは「危険なスポーツ」であるという理由で、両親が一度もプレーさせなかった。アトランタ・ブレーブスのファンとして育ったが、憧れていた選手はケン・グリフィー・ジュニアとデレク・ジーターだった。地元のでは一塁手として活躍し、オールアメリカンに選出された。卒業後はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)への進学が決まっていた。のMLBドラフト1巡目(全体14位)でブレーブスから指名を受け、契約金170万ドルでプロ入りした。入団当初から期待は大きく、1年目から「ベースボール・アメリカ」の球団内プロスペクトランキングで3位に入った。はA級からスタートし、120試合で打率.323、11本塁打、OPS.873を記録。シーズン終盤にA+級へ昇格した。この頃には既にマイナーリーグ全体でもトップクラスの有望株として評価されるようになり、大リーグ公式サイト選定のプロスペクトTOP50で3位に入った。は、19歳にして早くもメジャーのスプリングトレーニングに招待選手として参加。紅白戦では川上憲伸から特大の本塁打を放ち、「まだ19歳だなんて信じられない」と言わしめた。シーズンはA+級マートルビーチからスタートし、49試合で打率.296・OPS.888の好成績を残してAA級ミシシッピ・ブレーブスに昇格。AA級ミシシッピでは47試合で打率.352・OPS1.057と打ちまくり、シーズン終盤にはAAA級グウィネット・ブレーブスに昇格した。7月には、マイナーリーグのオールスター「フューチャーズゲーム」にアメリカ合衆国代表として出場した。シーズン終了後には、大リーグ公式サイトのプロスペクトTOP50で、スティーブン・ストラスバーグらを抑え1位に選ばれた。また、ベースボール・アメリカとUSAトゥデイ選定のマイナー年間最優秀選手賞を受賞した。はスプリングトレーニングで好成績を残し、開幕をメジャーで迎える。「7番・右翼」で出場したシカゴ・カブスとの開幕戦では、第1打席にカルロス・ザンブラーノから135メートルの特大3点本塁打を放ち、初打席初本塁打でデビューを飾り、ターナー・フィールドに詰めかけた5万3081人の大観衆を熱狂させた。4月には打率.240ながらも6本塁打・19打点の成績を残し、ア・リーグのオースティン・ジャクソンと共に月間最優秀新人に選ばれている。7月にはオールスター選出も果たしたが、故障のため出場はできなかった。最終的な成績は打率.277、18本塁打、72打点、OPS.849で、新人王の投票ではバスター・ポージーに次ぐ2位に入った。91個の四球を選び、新人ながら卓越した選球眼を発揮した。また、ベースボール・アメリカ選定の最優秀新人に輝いた。は2年連続で開幕戦初打席での本塁打を記録。開幕戦でメジャー初打席初本塁打を記録し、翌年の開幕戦第1打席でも本塁打を放った選手は、・の松井稼頭央以来史上2人目である。2年目のジンクスにはまり、成績を大きく落としてしまった。は三振が大きく増えたが、その分長打も増加し、自己最多の27本塁打を放った。守備でも全右翼手中トップのUZR+22.1、ジョシュ・レディックに次いで全右翼手中2位のDRS+20と大きく貢献し、ゴールドグラブ賞(右翼手部門)とフィールディング・バイブル・アワードを初受賞した。2月4日にブレーブスと総額1330万ドル+出来高の2年契約に合意した。2年振りにゴールドグラブ賞を受賞した。2014年11月17日にシェルビー・ミラー、タイレル・ジェンキンスとのトレードで、ジョーダン・ウォルデンとともにセントルイス・カージナルスへ移籍した。は、8月4日以降プレーオフを含め全試合で3番ないし4番に座り、自己最高となる打率.293をマークした。守備面では主に右翼(144試合)に就いたが、中堅も10試合守った。本職の右翼守備では、全右翼手中トップのDRS + 22を記録、センターでもDRS + 2を記録と、相変わらずのハイレベルな守備を披露し、2年連続3回目のゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル・アワードの受賞を果たした。また、走塁面でも23盗塁に対して3盗塁死に留め、盗塁成功率はナショナルリーグ1位の88.5%を記録した。11月2日にFAとなった。2015年12月15日、シカゴ・カブスと8年総額1億8400万ドルで契約した。抜群の身体能力を誇る超有望株。既にケン・グリフィー・ジュニアと比較する声も上がっており、将来のブレーブスを背負うスーパースターになることは確実視されている。走攻守の全てにおいて秀でた5ツールプレーヤーであり、順調に育てば、デーブ・ウィンフィールドやデーブ・パーカーのようなオールスター級の右翼手になると期待されている。チッパー・ジョーンズとボビー・コックス監督は、ヘイワードをフレッド・マグリフと比較している。左打者であるが、マイナーでの対左投手通算打率は.335で、対右投手の.312を上回っている。両親は共に名門ダートマス大学の出身。大学バスケットの選手としても活躍した父は社の技術者(電子工学)、母は社のシステムアナリストであり、叔父はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でNCAA男子バスケットボールトーナメント優勝の経験を持つ。6歳下の弟が1人いる。アトランタでは黒人(アフリカ系アメリカ人)が人口の6割を占めており、地元出身かつ黒人のスーパースター候補であるヘイワードへの期待は非常に大きい。メジャーでも屈指の人気球団であるブレーブスだが、現在は黒人のスター選手を欠いており、黒人コミュニティからの人気は高くない。黒人QBマイケル・ヴィックの登場でNFLアトランタ・ファルコンズの人気が沸騰したように、アトランタ市内でのブレーブス人気向上の起爆剤として、ヘイワードに大きな期待が集まっている。また、黒人のメジャーリーガーが減少傾向にあるという全米規模の事情もあり、ヘイワードの登場でその流れが変わることが期待されていた。
出典:wikipedia
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