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時間に忘れられた国

『時間に忘れられた国』(じかんにわすれられたくに、英: "The Land That Time Forgot")は、エドガー・ライス・バローズによるアメリカのSF小説。全3部。太古世界シリーズ、キャスパック・シリーズというシリーズ名でも呼ばれる。本項では、創元推理文庫版の表記に準ずる。本作は第一次世界大戦を背景に、絶海の孤島(架空の島)キャスパック(キャプローナ)を舞台にし、「前人未到の地に、過去の生物が生き延びている」という、いわゆる「ロスト・ワールドもの」に該当するSF冒険小説である(孤島であるのみならず、島の周囲は断崖絶壁で覆われており、一行は潜水艦U33(Uボート)で地下水脈を通過して島内に進入するしか方法がなかった)。本作の執筆は、第1部が1917年、第2部は同年から翌年にかけて、第3部は1918年である。『失われた世界』(アーサー・コナン・ドイルのSF小説。1912年)から5年しか経っておらず、第1部はその亜流に等しい。しかしながら、伏線が既に張られており、「進化」に焦点を当てた本作の真価が、第3部で結実する。以下、原題と連載期間、刊行年、2種類の邦題を示す。創元推理文庫版は全1巻(『時間に忘れられた国』)、ハヤカワ文庫SFは全3巻。創元推理文庫版の表紙は、刊行当初は武部本一郎が描いたものが採用されていたが、再版分より映画化された『続・恐竜の島』(1977年)のカラーイラストに置き換わっており、裏表紙も同作の写真(恐竜のもの)が使用されている(1978年4月7日 第13版)。また、1990年代の復刻フェアによって、まったく新しい表紙イラストが採用された。ただし、口絵・挿絵は一貫して武部本一郎による。ハヤカワ文庫SF版(太古世界シリーズ)は、斎藤和明が3作とも担当している(「E・R・バロウズ作品総目録(H・H・ヘインズの資料による)」では、「キャスパック(太古世界)・シリーズ」と書かれている)。本作の単行本は、2種類ある。1924年のマクルーグ版(ハードカバー)は全1巻。1963年のエース・ブックス版(ペーパーバック)は全3巻となっている。デル・レイ・ブックス版もエース・ブックス版に準拠している。第1部・第2部は、それぞれの主人公の一人称で語られ、第3部のみ三人称で描写されている。本作の中核を成す設定。海を隔てた孤島、キャスパック(キャプローナ)は、外界とは異なる、独自の進化を遂げている。孤島であるキャスパックは南大西洋にあるが、南極海が近く、付近では氷山が見られる。しかし、外界と隔てている岸壁(島の全周囲を囲み、屹立している)の中は暑い地域がある。これは、「キャスパックが元々は火山であり、マグマの熱によって今なお温められているからである」、と劇中では推測されている。頭頂部が吹き飛んだ後で山全体(大陸全体)が海中に没し、現在の形になったものと思われ、島は、上から見ると「O」の形をしており、島の内側には大きな内海(湖だが、大きすぎるため、主人公らは「海」と呼んでいる)が存在している。島の南西の地下には河川が走り、外海と繋がっている。内海には島が2つある。島の気温は、南部ほど暑く、北部へ行くと寒くなる(土地の標高が高くなっていくため)。また、大雑把にいって、南部では中生代(恐竜など)、北部では氷河期以降の生物が多い。南部は暑い上に湿度が高いため、太陽の大きさが3倍に見える。前述の岸壁に囲まれており、島には大型船が接岸する場所がない。キャスパックの女性は、毎朝、1時間から2時間ほど、池に浸かる習慣を持っている(この池にはオタマジャクシが沢山泳いでいる)。これは、受精卵を排出する意味を持っており、受精卵は池から川を通って内海に達し、あるいは外海に到達する。受精卵は川へ流れ、内海に出る(池の中でオタマジャクシに成長するものもある)。その過程で、成長と共に進化していき、という順番で進化していく(ただし、魚類と爬虫類の順番は、逆の可能性がある、とも説明されている)。つまり、キャスパックの池・川・海は、子宮の役割を果たしている。しかし、進化の途中で捕食されるものは数多い。猿からは、さらに人類に進化する。なお、進化は途中で止まる場合もある。キャスパックの人類は、次の段階を通って進化する。各段階は、それぞれ集落を作っており、南端が最初となり、最も猿に近い。昇格者は、中間地点で準備した後、次の北側の集落へ移動する(島が「O」の形をしているため、南端と北端以外は東西に分かれて分布している)。順次進化していくため、各集落には子供の姿がない(ガルーを除く)。なお、胎生の男児(コス・アタ・ルー)はウィールーにも生まれるが、胎生の女児(コス・アタ・ロー)はガルーからしか生まれない。各部族は、南から北へ行くに従って人口が減る(進化の止まる者がいるため)。この傾向はクロ・ルーまで続くが、ガルーでは逆転する(進化の終点であり、また東西の終点でもあるため)。なお、ハヤカワ版ではホ・ル、アル、ボ・ル、スト・ル、バンド・ル、クロ・ル、ガル、と、長音符のない名称に訳されている。また、ボ・ルは「棍棒人」と説明されている。その他の用語で、人間に関するものは、以下のものがある。コス・アタ・ルーとコス・アタ・ローを増やすのが、ガルーの最終段階(目的)である。有翼人。第2部で存在が示されるが、実際に登場するのは第3部のみ。内海のオー・オー島に住む種族。すべて胎生だが、何故か男しか生まれない。そのため、ガルーから略奪婚を行う。飛翔能力は高く、成人男性を抱えても飛べる。顔には眉毛や睫がない。死人を思わせる表情をしており、鳴き声はバンシーを思わせる。また、単衣の白い装束が経帷子を連想させ、ブラッドリー率いるイギリス人らは不吉の前兆、と受け取った。争いを好む性格で、過去においても各部族に闘争を仕掛けていた。そのため、各部族から嫌われている。ガルーと島の覇権を争っている。過去、翼が未発達な時期はガルーからの進化もあったが、翼が発達し、オー・オー島に避難(もしくは追放)されて以後はそのケースは消失した。現在は殺人者の集団と化している。しかし、精神的な文化は奥が深く、ガルー以上の文化を持っている。宗教があり、太陽(ルア)と熱を司る神(ルアタ)を崇めている。階級については、衣装で識別できる。最下位は白の単色で、「人知れず行った殺人」が一定数になると、申告し、衣装に黄色の縞が一つ入る。縞は殺人数に従って増え、最終的に黄色一色になる。次は、白地に赤の縞が入った衣装となり、順次、縞が増えると、赤一色になる。最後は白に青の縞で、青一色が最高位となる。最高位の人物は「ルアタの代弁者」と呼ばれ、ウィールーを支配している。本作の構成は、というものである。これは、後年にペルシダー・シリーズの第3巻(1929年)~第5巻(1937年)で踏襲された。「救助隊の主要人物が飛行機で単身捜索に乗り出し、翼竜と遭遇して不時着」という点も共通し、第2部(第4巻)・第3部(第5巻)のヒロインが現地人である、という点も同様となっている。創元版は「エドガー・ライス・バローズ」、ハヤカワ版は「エドガー・ライス・バロウズ」と表記ゆれが存在する。アミカス・プロダクション製作のイギリス映画。2作ともアレンジが強い(特に2作目)。この他、1976年には『地底王国』("At the Earth's Core")が公開されている(ペルシダー・シリーズ第1作の映像化)。

出典:wikipedia

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