ニュングェ国立公園(Nyungwe Forest National Park)は、ルワンダ共和国南西部にある国立公園である。この国立公園はルワンダの南部州と西部州の境界上にあり、ブルンジとの国境に近いキブ湖の南側に位置する。設立されたのは2004年のことであり、多雨林、竹林、草原、沼地、ボグなど計970 km²の面積を擁する。最寄の都市はチャンググであり、公園から西へ54 kmの場所にある。また、ビググ山(Mount Bigugu)は国立公園の境界内側に位置している。2006年にイギリスの探検隊がニュングェ森林にナイル川の源流を発見したと発表した。ニュングェ国立公園はアフリカにおける野生動植物の重要な保護区でもあり、多様な生物が生息している。この公園は、複数の大規模な生物地理区となっているほか、種々の陸上生物群系に対し多種多様な微小生息域を供給する地域に位置づけられている。園内には、アフリカ全体の25%にあたる13種の霊長類が生息するほか、275種の鳥類、1068種の植物、85種の哺乳類、32種の両生類、38種の爬虫類の生息が知られている。これらの種の多くは、アフリカのアルバーティーン地溝帯のみに生息する生息地域限定種である。なお、アルバーティーン地溝帯域における生物層の調査の結果、他の地域と比較し本地域からは、より多くの固有種が発見・報告されている。2010年現在、ルワンダおよびブルンジ国内の政情は不安定である。その影響を受けて、この二カ国の反政府ゲリラがニュングェ国立公園内に潜伏していることから、ルワンダ軍による警戒活動が行われている。そのため、日本政府外務省からニュングェ国立公園を含めた当該地域への"渡航の是非の検討"の勧告がなされている。
出典:wikipedia
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