バローズのシリーズ外作品(バローズのシリーズがいさくひん)では、アメリカの小説家エドガー・ライス・バローズの作品のうち、4大シリーズ(火星シリーズ、ターザン・シリーズ、ペルシダー・シリーズ、金星シリーズ)に含まれないものについて記述する。この名称は便宜上のものであり、広く用いられているものではない。また、作品一覧にリンク先がしめされているものについては、それぞれの項目を参照。以下、掲載順に原題と連載期間、刊行年、邦題を示す。番号は、上部が作品番号(「E・R・バロウズ作品総目録(H・H・ヘインズの資料による)」)、下部は単行本刊行番号(リチャード・A・ルポフ 『バルスーム』)。なお、どちらも番号の振られていないもの(無いもの)も存在する。日本語版未訳分の邦題については、出典のあるもののみ示した。邦訳は、がハヤカワ文庫SF(早川書房)、それ以外は創元推理文庫(東京創元社)による。また、『モンスター13号』は、単独での刊行の他、創元SF文庫の『合本版・火星シリーズ第4集火星の古代帝国』(2002年)にも収録されている。バローズの作品は冒険小説が主流であり、SF小説の場合でも、「冒険もの」の延長上にある場合が多い(月シリーズ第2部のようなハードSFは例外)。これは、「売れないものは書かない」というポリシーからであり、一時期は普通小説等も執筆したが、商業的に成功していないため、その方面からは撤退している。既訳小説は、ほとんどが冒険もの、ないしはSF調の冒険ものである。例外はアパッチ・シリーズ(『ウォー・チーフ』と『アパッチ・デビル』)と『カリグラ帝の野蛮人』で、前者は19世紀末期のアパッチ戦争を、後者はローマ帝国の皇帝、カリグラを扱った歴史小説である。ただし、アパッチ・シリーズは、主人公(ジェロニモの養子、という設定の架空の人物)を中心にしたアクション面(と、滅亡へ向かう悲哀)が強調されている。バローズの冒険もの(SF含む)は、以下のような点を基本としている。そのため、各作品の解説では、ことさら取り上げない。上記に外れる場合には明記する。タイトル横のカッコ内は、ハヤカワ版でのタイトル、シリーズ名。マッカー・シリーズの第1部『南海の秘境』("The Mucker")は、オール・ストーリー・キャバリア・ウィークリーに1914年に掲載され、第2部『風雲のメキシコ』("The Return of the Mucker")は、オール・ストーリー・ウィークリーに1916年に掲載された。アメリカでは1冊("The Mucker")にまとめられている。『砂漠のプリンス』は、創元推理文庫SFでの邦題。原題は("The Lad and the Lion")で、オール・ストーリー・ウィークリーに1917年に掲載され、1938年に単行本化された。アパッチ・シリーズの第1部『ウォー・チーフ』("The War Chief")は、アーゴシー・オール・ストーリー・ウィークリーに1927年に掲載され、1928年に単行本化された。第2部『アパッチ・デビル』("The Return of the Mucker")は、1928年に掲載され、1933年に単行本化された。なお、本節での記述は当該シリーズに基づくものであり、当該シリーズは「史実を元にしたフィクション」である点に留意。『密林の謎の王国』は、創元推理文庫SFでの邦題。原題は『隠れた者たちの王国』("The Land of Hidden Men")で、ブルー・ブック・マガジンに1931年に掲載され、単行本化にあたり、『ジャングル・ガール』("Jungle Girl")に改題された。『カリグラ帝の野蛮人』("I am a Barbarian")は1941年に執筆され、死後の1967年に単行本化された。なお、本節での記述は当該作品に基づくものであり、当該作品は「史実を元にしたフィクション」である点に留意。
出典:wikipedia
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