『スーパーハングオン』 ("SUPER HANG-ON") とは、セガ(後のセガ・インタラクティブ)より1987年4月に稼働されたアーケード用レースゲーム。バイクを駆って制限時間内にチェックポイントを通過しつつ、ゴールを目指す。1ステージの長さは前作の『ハングオン』(1985年)と比べると時間にして半分程度となっているが、その分ステージ数は大幅に増加している。ビギナー(アフリカ・6ステージ)、ジュニア(アジア・10ステージ)、シニア(アメリカ・14ステージ)、エキスパート(ヨーロッパ・18ステージ)の難易度とステージ数の異なる4つのコース(PS3版、Xbox 360版、3DS版では既存4コース48ステージ全てをつないだワールドコースを加えた5つのコース)が用意されており、プレイ開始前に好きなコースを選ぶ事が出来る。コースには『アウトラン』(1986年)同様のアップ&ダウン要素が追加され、2ステージ毎に風景が変化していく。地面の色がなだらかに変わるようになった他、上り坂を利用して遠景を一時的に隠す等自然な変化になるよう工夫されている。ジュニアコースは前作のコースから景色を変更し、アップ&ダウンを追加して各ステージが2分割されたものである。使用するマシンは前作からパワーアップした。最高速度は280km/hだが、この速度に達するとスピードメーターの数字が赤く点滅し、ハンドルのそばにあるボタンが使用可能となる。これを押すとスーパーチャージャーを使用し、一気に324km/hまで加速する。本ゲームの看板にはRK、eif、CIBIE、NGK等の実在企業の看板が、メガドライブ版ではマールボロやブリヂストン等の実在企業をもじったロゴがそれぞれ登場していたが、後のWii、PlayStation 3やニンテンドー3DSへの移植版に関しては、『スペースハリアー』(1985年)、『アウトラン』、『ファンタジーゾーン』(1986年)、『SDI』(1987年)、『アフターバーナーII』(1987年)等のセガのゲーム作品への看板変更が施されている。筐体は、前作で使用された赤いバイク型のライドオンタイプ、モニターとバイクを分離してコンパクトにしたミニライドオンタイプ、ハンドルのみで操作できるシットダウンタイプの3つが用意された。このうち前作筐体であるライドオンタイプのみスーパーチャージャーボタンが装備されておらず、アクセルのみで323km/hが出るようになっている。(324km/hは出せない)。また、シットダウンタイプではコースレイアウトが一部異なる。BGMは下記の4曲からゲームスタート前に選択可能。4曲とも完成度が高く当時のプレイヤーに人気を博した。 1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「前作では、実物大ほどのライディング部分でプレイヤー達を驚かせたが、このゲームになってコンパクトなサイズになり、よりコントロールがしやすくなった」、「ライディング部分が軽くなったおかげで、前作では考えられないようなS字カーブも難なく切り返せるようになった」、「さらにゲームを面白くする要素としてスーパーチャージャーが付いた」と紹介されている。ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点(満40点)、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.32点(満30点)となっている。
出典:wikipedia
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