ミヤマインコ（"Leptosittaca branickii"）は、オウム目インコ科に分類される鳥類。本種のみでミヤマインコ属を構成する。エクアドル、コロンビア、ペルー全長34-35cm。全身は緑色の羽毛で被われる。眼先はオレンジ色の羽毛で被われ、嘴の基部から眼下部、後頸にかけて黄色い筋模様が入る。胸部にはオレンジ色や黄色の斑紋が入る。尾羽下面の色彩は赤い。翼下面の色彩は黄緑色。眼の周囲には羽毛が無く、白い皮膚が露出する。虹彩はオレンジ色。嘴の色彩は黄みを帯びた灰白色。後肢の色彩は灰色。主に標高2,400-3,400mにある雲霧林や低木林に生息する。食物を求めて放浪する。地域によっては夜間に標高の低い場所へ移動する個体群もいる。20羽以下の群れを形成して生活する。食性は植物食で、果実、種子などを食べる。繁殖形態は卵生。ヤシの枯れ木にある樹洞を巣にした例がある。開発による生息地の破壊などにより生息数は激減している。

出典:wikipedia