『くにおくんの超熱血!大運動会』(くにおくんのちょうねっけつだいうんどうかい)は、2010年2月4日にアークシステムワークスから発売されたニンテンドーDS専用ソフトである。本作は、かつて発売された『ダウンタウン熱血行進曲(以下、行進曲)』を3D化し、ゲームシステムの変更や調整を行い、追加要素などを加えたリメイク的な位置づけの作品である。操作性や基本的なシステムは『行進曲』を踏襲しているが、ゲーム性が3D化されたことにより、横だけでなく奥や手前へのダッシュや攻撃も可能になっている。ストーリーにも変更が加えられており、敵役や運動会の主催者が変わったため『行進曲』で登場していた、とうどうややまだ、はせべや応援ガールなどは登場しない。また、それに伴い、大会の舞台も従来の「夢見町」から本作オリジナルの「秋葉町」と「トビオカドリームランド」へと変更されている。登場チームは『行進曲』に登場した4チームのほかに、本作オリジナルチームや『熱血格闘伝説』などの過去のくにおくん作品からキャラクターが出場しているチームもある。開発には過去のくにおくんシリーズを手がけたスタッフも参加しており、『いけいけ熱血ホッケー部』や『くにおのおでん』を手がけた甲斐浩二がストーリーデザインを担当し、『行進曲』の音楽を担当した澤和雄が再び音楽を担当している。そのため作中では『行進曲』や『熱血物語』などの過去の作品で使用された音楽のアレンジ版が流れる場面もあるが、これらは基本的に原曲の作曲者である澤和雄自身によるリメイクということになる。明治時代に北米に渡り、現在では日本を代表する大企業へと成長した「トビオカコンチェルン」は人工知能を持った介護ロボットの開発を行う傍ら、裏では軍事用ロボットを生産し、莫大な利益を手にしている超ハイテク企業。マイケル・トビオカはその「トビオカコンチェルン」の御曹司であると同時に、17歳にして有名大学に通う文武両道の天才少年だった。日本のアニメが大好きなマイケルは、ある日インターネットで情報を検索していた際に、日本で目覚しい活躍をしている高校生・くにおの存在を知る。くにおの経歴を調べていくうちに彼に興味を持ったマイケルは、くにおという存在が今後ロボットを開発していく上での優秀な研究対象になりうると判断し、自社のロボットとくにおのどちらが上か競わせるために「スーパー大運動会」の開催を計画する。後日、くにおやその他優秀な高校生たちのもとにマイケルからの挑戦状が届けられる。ある者は優勝賞金のために名乗りを上げ、くにおはマイケル・トビオカの挑戦を受けるために、仲間たちとともに大運動会出場を決意するのであった。『行進曲』からのゲームシステムや操作面での主な変更点は下記の通り。これ以外の変更点は該当の項目で随時解説する。本作では、日本にある「あきばちょう」周辺で行われる「町ステージ」と、レジャー施設「トビオカドリームランド」で行われる「島ステージ」の二種類のステージが用意されている。また、「クロスカントリー」や「障害部屋」はショートコース、ミドルコース、ロングコースの三種類が存在し、コースによってステージギミックやコースのチェックポイントの数が異なる。『行進曲』同様、全種目終了時に結果発表を行い、総得点が最も大きかったチームが1位=優勝となる。また、競技を一回終えるごとに順位に応じた点数が加点されるのは『行進曲』と同じだが、本作では順位に応じた点数以外にも、競技中の行動や活躍によって「ボーナスポイント」を入手することができるようになった。本作に登場する全ての選手は、自身の能力値の傾向によって4つのタイプに分けられるようになっている。これらのタイプによって特殊能力やステータスに補正がかかる場合があり、これはエディットキャラクターも同様である。初期状態で使用可能なチームは、『行進曲』で使用可能だった「熱血高校」「花園高校」「冷峰学園」「各種連合(『行進曲』では各校連合)」の全4チームだが、トーナメントモードをクリアすることによって使用できるチームが増える。また、本項目では上記四チームに関しては『行進曲』からの変更が特に顕著だった点のみを記す(基本的な選手紹介は『行進曲』の参加チームの項目を参照)。チームランクは「B」。キャプテンはくにお。全ステータスが総合的に高い主人公・くにおと、何かしらの長所はあるがそれ以外の性能が若干頼りない後輩たちによって構成されているアンバランスなチーム。チームランクは「C」。キャプテンはりき。くにおのライバル・りき率いる結束力に長けたチーム。『行進曲』では格闘戦に特化したチームだったが、本作ではかなり弱体化させられた不遇のチームとなってしまっている。また、メンバーの並び順が一部変更されている。チームランクは「A」。キャプテンはりゅういち。『行進曲』に引き続き、強者揃いのキャラクターたちで構成されている進学校チーム。「ダブルドラゴン兄弟」りゅういち&りゅうじの強さは健在で、二人ともキャラクターランクは「S」ランクに設定されている。チームランクは「B」。キャプテンはごうだ。カリスマ高校生・ごうだと、彼のもとに集った各校の番長たちで構成された強者揃いのチーム。個性の強い面子が揃っている。『行進曲』のときとは違い、名前が「各校連合」から「各種連合」に変更されている。トーナメントモードでは、下記のチーム以外にもCPU専用のチームがランダムで登場することもある。チームランクは「A」。花園高校でトーナメントモードをクリアすると使用可能になる。キャプテンはとらいち。「牙虎会(サーベルタイガー)」のダブルタイガー兄弟・とらいち&とらじ率いる、パワーとスピードに長けた強豪チーム。原作同様、全員が何かしらの必殺技を持っているため、格闘戦で本領を発揮する。『熱血格闘伝説』からの出場。チームランクは「C」。キャプテンはたかおか。ワールドドッジでクリアすると使用可能になる。本運動会の「町ステージ」が行われる地元にある高校からの参加。メンバー全員がオタクで、喧嘩や競技に関しては完全に素人という変わったチーム。比較的能力に恵まれた万能選手と、極端に能力と「ランク」の低い選手の半数ずつで構成されており、全体的に足が速いことを除けばチームとしての総合力は低め。ただし、見よう見まねで強力な必殺技を習得している者が多く、「ランク」の低さを活かした「ランクボーナス」の恩恵も受けやすいという利点も存在するため、勝機を見出すことは十分可能となっている。本作オリジナルチーム。チームランクは「A」。キャプテンはよりつね。各種連合でトーナメントモードをクリアすると登場。スピードに特化した忍者チームだが、肉弾戦もそれなりにこなす。学校の理事長は、ダブルドラゴン兄弟の父親。『熱血高校ドッジボール部サッカー編』、『熱血べーすぼーる物語』に同名の高校が登場しており、キャプテンのよりつねは『サッカー編』からの出場。なお、『べーすぼーる物語』に出場していたもちづきの弟は不参加。チームランクは「C」。キャプテンはひろみ。服部学園でトーナメントモードをクリアすると使用可能になる。唯一、女子校からの参加。全体的にパワー不足なチームだが機動力に優れ、打たれ強さも高め。『いけいけ熱血ホッケー部』に同名の高校が登場しており、メンバーのみかは同作からの出場。チームランクは「B」。キャプテンはかずたか。格闘チームでトーナメントモードをクリアすると使用可能になる。「秋葉学院」同様、大会の開催地付近からの参加だが、地元では悪名高い不良チームとして恐れられている。体力に恵まれ、武器を使った肉弾戦を得意とする武闘派チームだが、全体的に足が遅く、スピードタイプのキャラクターが一人もいないのが欠点。百合丘女子チームを除くと、唯一メンバー全員が名字ではなく名前で参加しているチームである。本作オリジナルチーム。チームランクは「B」。キャプテンはへいるまん。冷峰学園でトーナメントモードをクリアすると使用可能になる。ドッジボール界の各国キャプテンたちが集結したチーム。パワーとスピードに難があるものの、武器投げと打たれ強さが高めで、武器投げ時にシュート系の必殺技が使える者も多い。(何故か常連とも言えるロシアのもるどふ、アメリカのうぃりあむは不参加である。)前作『超熱血高校くにおくん ドッジボール部』を含む、『ドッジボール部』シリーズからの出場。チームランクは「B」。キャプテンはとびやま。熱血高校でトーナメントモードをクリアすると使用可能になる。海外からの評価も高い有名スポーツ進学校からの参加。チームランクは「B」だがメンバーの能力値はどれも平均以上を誇り、総合的な実力は高い。『いけいけ熱血ホッケー部』に同名の高校が登場しており、メンバーのとびやまとたるたには同作からの出場。チームランクは「A」。キャプテンはじょにー。大雪山でトーナメントモードをクリアすると使用可能になる。アメリカからの招待選手団で、全キャラクターが非常に高い能力値を誇る上に、必殺技を習得している者も多い。欠点はさんどろ以外バランスタイプであるため、タイプ補正による恩恵が少ないところである。『びっくり熱血新記録』からの出場。チームランクは「A」。キャプテンは、しんごFJ2。全チームでトーナメントモードをクリアすると使用可能になる。「トビオカコンチェルン」の科学者・サダモビッチが開発した最強のロボット軍団で、別名「トビオカアトミックボンバーズ」。トーナメントモード決勝大会に登場するチームで、チームランクは「A」だが「S」ランク選手を複数人擁し、全員が複数の必殺技を使えるという最強チームである。本作オリジナルチーム。
出典:wikipedia
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