ナゴール（英語:Naghol/ N'Gol、ナゴル）は、バヌアツのニューヘブリディーズ諸島で行われている成人への通過儀礼。数十メートルにもなるやぐらを木で作り、足にツタをくくりつけて飛び降りる。別の場所で、このツタをゴムひもやワイヤロープに変えてアトラクションにしたのが、バンジージャンプである。ナゴールの起源はおよそ今から1000年前のことで、暴力をふるう夫から逃げた妻が登った木から飛び降り、それを追った夫は死亡したが妻は足を長いツタで縛っていたため、地面にたたきつけられることなく命を取り留めた。このことが、現在の成人への通過儀礼や豊作祈願へとなった。また、主食であるヤムイモの作柄を占うために始まったともいわれる。

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