綱島温泉(つなしまおんせん)は、神奈川県横浜市港北区綱島・樽町(旧:琵琶畑下)・大曽根にある温泉。戦前・戦後は、“東京の奥座敷”と呼ばれ大きな温泉街であったが、現在は数軒の日帰り入浴施設や温泉銭湯が残り、その名残を止めている程度である。かつては約80軒もの宿泊施設があり、東京近郊の温泉地として賑わいをみせていたが、時代の変化に伴い廃業が相次いだ。特に1964年に東海道新幹線が開業したことにより、熱海や箱根、伊豆などへ日帰りで行けるようになったことが追い討ちをかけ、最後まで残った横浜市教職員互助会「浜京」も2008年3月15日をもって閉館・解体され、宿泊施設はなくなった。一方、その他の温泉施設としては綱島街道沿いにある日帰り入浴施設「綱島温泉東京園」(無期限休業中)や銭湯の「富士乃湯」及び「大平館」が現在も存在している。東京園は歌手の三橋美智也が下積み時代にボイラーマンをしていたことでも知られ、過去には地元小学校の校舎建築チャリティーコンサートにも協力していた。大広間の休憩室にはエアコンがないが、夏は窓からの風で涼むのが心地よい。また、飲食物の持込に制限がないことから、湯上り客が本を読んだり弁当を食べたりしてくつろいでいる姿が見受けられる。時折若者たちが楽器を持ち寄りコンサートを開くこともあり、世代を超えて広く親しまれていた温泉である。しかし、神奈川東部方面線(東急・相鉄直通線)の工事(工期は4年程の見通しだったが、2016年8月に7年以上に変更となった)の影響で2015年5月19日より無期限休業しており、今後については仮店舗という形で銭湯のみの営業再開を検討しているという。
出典:wikipedia
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