バレーボールワールドカップ()は、国際バレーボール連盟(FIVB)が主催するバレーボールの世界大会である。特に日本においては、世界選手権・オリンピックと併せて「バレーボール3大大会」として位置づけられている。1965年に男子の第1回大会が開催され、1977年以降は4年に1度(1991年からはオリンピックの前年)日本で開催されている。大会マスコットはバボちゃん(大会ロゴマーク、放送権を独占するフジテレビバレーボール中継のマスコットも兼ねている)。バレーボールワールドカップは世界選手権、オリンピックに続く3つ目の世界大会として1965年に第1回ワールドカップ男子大会がポーランドで開催された。しかし、オリンピックや世界選手権より格が劣る大会とされて、注目度は今一つであった。日本で初めて開催となった1977年大会では、「ワールドカップ77はフジテレビの独占放送です」というフレーズとマスコットの「バボちゃん」(赤色)「ナナちゃん」(白色)を用いての宣伝がなされた。さらに日本は男子が準優勝、女子が優勝という好結果を残したため、「ワールドカップ」はバレーボールの大会というイメージが日本では定着した(長年「ワールドカップ」という略称が、日本ではサッカーのFIFAワールドカップのことではなくこの大会を指していたことからもこのことが伺える)。またフジテレビがテレビ放送に力を入れたことから、日本において馴染みが深い国際大会となっている。興行的な成功と、前田豊や松平康隆らの尽力もあり、この1977年大会以降は、開催国が毎回日本(恒久開催)となった。そして、フジテレビ系列の独占中継が現在まで続いている。近年では、V6(1995年)・嵐(1999年)・NEWS(2003年)・Hey! Say! JUMP(2007年)・NYCboys(2009年のワールドグランプリ)・Sexy Zone(2011年、2015年)と、ジャニーズ事務所が大会に合わせてデビューさせる新人アイドルグループが中継番組のテーマソングを歌うのが慣習になっている。さらに日本の芸能人・タレントが「大会委員長」の肩書で出演し、1995年大会は鹿賀丈史、1999年大会はタモリ、2003年大会は「勝利の女神」として伊東美咲が務めた。2007年大会はフジテレビの豊田皓社長が大会委員長を務め、「メインキャスター」の肩書で嵐の櫻井翔が、「日本代表応援団」団長は同応援団『はねるのトびら』出演者を代表して虻川美穂子(北陽)が担当した。2015年大会ではトミドコロが扮するバボちゃん2号「バボドコロ」が、公認キャラクターとなった。応援コールの定番である「ニッポン! チャ、チャ、チャ!」(“チャチャチャ”は手拍子3回)は、この大会が日本で開催された直後から言うようになった(日本サッカー狂会も参照)。1973年に男子大会がチェコスロバキアで開催される予定であったが、諸事情により中止となった。2007年大会(女子は第10回記念大会/男子は第11回大会)は代々木第一体育館がアスベスト除去工事中のため、メイン会場を東京体育館に変更して開催した。テクニカルタイムアウトや休憩時間の長さが日本戦と比べ短いことなどが、イランのベラスコ監督により批判されている。男子は、2011年大会の米国×イタリア第1セットの39-41(従来は1999年大会米国×アルゼンチン第3セットの38-36)。女子は、2003年大会のキューバ×ブラジル第3セットの39-37。ワールドカップに出場できるのは全部で12カ国で、2015年大会は以下のように選出された。大会は12チームによる1回総当たり戦(シングル・ラウンドロビン)。2011年大会の場合の順位は、「FIVBスポーツレギュレーション8条」で規定された、セットカウントで付与される勝ち点ポイントによって、決定される。これは、ワールドグランプリなどと同様の方式だが、トータルポイントが同じチームが出た場合は若干異なり、「勝利数」「セット率」「得点率」の順で適用される。それでも値が同じ場合は、最新の試合で勝利したチームの方が上位となる。以前は「勝敗数」「得点率」「セット率」の順での評価で、それも同じ場合は一発勝負のプレーオフも想定されていた。かつてはベスト・スコアラー、ベスト・サーバー、ベスト6なども対象だった。2015年大会ではベスト・スパイカー部門1位の朱テイがMVPとなったため、同部門は重複せず、2位と3位の2選手が受賞となった。日本開催以前はTBSで中継を行っていた。日本開催となってからは、フジテレビジョンがホスト局となり、会場地をエリアとするフジネットワーク系列局とともに中継・国際映像の制作を担当。全世界に配信している。地上波(初期は生中継でその後、試合進行中であっても撮って出しの録画中継を経て2015年大会より再び生中継となる)のほか、BSフジ(日本戦のみ2003 - 2011年に時差放送)、フジテレビONE・TWO(日本戦は時差放送。それ以外の試合は全試合生中継)でも放送されている。なお、CSでの日本戦の試合の時差放送では中継番組のテーマソングを歌う場面はカットされている(放送開始時間からすぐ試合に入る)。また、地上波においてはセットインターバルのところではジャニーズ事務所所属タレントやMC・来賓の芸能人・文化人らによる幕間トークが放送される個所は、CSでは別の映像に差し替えている。フジテレビワンツーネクストで、2011年大会においての関連企画として、1977年以後の大会の中からの日本代表に関係する試合を取り上げてその試合映像をノーカットで振り返る「ワールドカップバレー・黄金伝説」をシリーズで放送している。(w=女子 / m=男子 / wm=男女) (*=日本戦会場 / A=Aサイト / B=Bサイト) 太字は最終ラウンドの日本戦会場
出典:wikipedia
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