


地蔵寺(じぞうじ)は香川県さぬき市志度に所在する真言宗善通寺派の寺院。山号は如意山。詳しくは如意山 文殊院 地蔵寺と号する。本尊は文殊菩薩。四国八十八箇所八十六番札所奥の院。御詠歌:ももたびも もおでおがめよ じぞうでら 大悲のちかい ふかきしどうら志度寺を建立した凡園子(おおしそのこ)尼により飛鳥時代に創建されたとされる。また、寺院には下記の伝承も残っている。景行天皇の時代、日本武尊の子(または弟)讃留霊皇子(さるれおうじ)が天皇より土佐の海で船を襲い人を食して暴れる大魚の退治を命じられた。これを知った大魚は瀬戸内海に逃げ込み志度浦に隠れた。これを見つけた霊子の軍は攻撃を行ったが一同は大魚に飲み込まれた。霊子は一計を案じ、もろともに飲み込まれた軍船に火を着け大魚を退治した。後に、里人は大魚の祟りを恐れ、魚霊堂(うおみどう)と呼ばれる小堂を建立し地蔵菩薩を祀ったという。地蔵寺の名はこれに由来する。戦火など幾たびも火災に遭い寺院は荒廃した。江戸時代中期の1729年(享保14年)密英が本堂を再建し、寺院が現在の形に整えられた。密英は「日本廻国六十六体尊」も設けた。中世に日本全国六十六カ国の神社仏閣を巡る日本一長い道のりの巡礼があった。これに因み密英が設置したものである。
出典:wikipedia
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