LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

MiG-37 (架空の軍用機)

MiG-37とは、イタリアの模型メーカー、イタレリ(Italeri)社の創作した、実際には存在しない航空機の形式番号である。MiG-37は、イタリアに本拠をおく模型メーカー、イタレリ社から発売されてアメリカや日本においてヒット商品となった「F-19」のプラモデルの成功を受けて開発・発売した1/72スケール及び1/48スケールの組み立て式プラスチックモデルキットであり、名称・外形デザイン・設定性能等、全ては同社の完全な創作の機体である。“ソビエト製のステルス戦闘機”としては、後にソビエトが崩壊してからロシア連邦においてスホーイ社により開発された「PAK FA(T-50)」が2010年1月に初飛行しているが、「MiG-37」の発売当時にソビエトでステルス戦闘機が開発されていたという確たる事実はない。ミコヤン・グレヴィッチ設計局(現:公開株式会社「ロシア航空機製作会社『MiG』」)が実際に開発した「MiG-**」の型式番号で呼ばれる戦闘機の最新のものはMiG-35“Fulcrum-F”であり、将来実際に「MiG-37」という型式番号の機体が登場する可能性はあるが、2009年現在のところは未定である。1980年代末、アメリカ空軍が極秘に開発、配備しているという「ステルス戦闘機」の型式番号として「F-19」なる機体の存在が話題となり、話題に便乗する形でイタレリ社は「F-19 STEALTH」なるプラモデルを1986年に発売、この商品はマスメディアが取り上げたこともあって大ヒットとなった。続いてイタレリ社はF-19の大ヒットを受け「MiG-37B “ferret‐E”」と銘打った架空機のキットを1987年に発売した。このモデルの外形は「直線主体で構成されており、機体の軸線に並行/垂直なラインが殆ど無い」「水平尾翼を持たず、外側に斜めに傾斜した垂直尾翼を持つ」等、偶然にも「本来の」ステルス機の機体形状を捉えており、それも当時程なく公表されたF-117よりは極秘に開発準備が進められていたYF-23やYF-22に近いデザインとなっている、当時の航空常識を超えた先進的なプラモデルではあったが、イタレリ社が当時極秘中の極秘であった実際のステルス戦闘機のデザインを知る手段があったとは考えられないため、単純にF-19の曲線主体のデザインに対して逆に直線を組み合わせて構成した、F-19の対になるデザインにしただけのものと考えられる。当時その形状が実際のステルス機のデザインとして正しいことはステルス戦闘機の開発・運用に関わっているアメリカ軍と航空機メーカーの一部関係者以外には存在しなかったため、このようなデザインとしたことは単なる偶然と考えられるが、「F-19の大ヒットに気を良くしたイタレリ社が、自称“情報筋”から持ち込まれた「ソビエトの機密情報」を買い取り、虚偽の情報とは知らずそれに基づいて製品化した」という説があり、更には「イタレリ社は独自の情報源からアメリカのステルス戦闘機開発計画を掴んでいた」とする考察もある(ただし、両説共に説得力のある論拠はない)。また、当時はコンコルドに対するTu-144のように、ソビエトは西側の新技術をそっくり真似するというイメージが強く、ソビエトのステルス機を製品化するのであればF-19に似通った形状にする方が自然で、説得力もあった。製品の形状はその逆なので、F-117の実態を知る人物から、実際のステルス機のデザインはF-19の模型とは全く逆だと言う情報を何らかの形でリークされ、それを基にリークの事実を隠すために敢えてソビエト機という形でリメイクを行った可能性も完全には否定できない。当時はまだ「ステルス機の機体形状は曲線主体で構成されている」という認識が強かったため、このモデルは航空ファンや航空模型愛好家には「このような形状で高いステルス性が発揮されるとは考えられない」と不評で、F-19のようなヒット商品になることはなく、メディアで話題になることもなかった。なお、MiG-37のプラモデルはF-19と同じくイタレリと提携関係にあったテスター(Testor)社からも販売されている。また1/48スケールのキットは1/72スケールのものを単純に拡大したわけではなく、細部のデザインが微妙に異なっている。1/72、1/48スケール共に何度かパッケージを変えて再版されており、2010年現在でも少数が流通している。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。