『天翔の龍馬』(てんしょうのりょうま)は、原作:梅村真也、作画:橋本エイジによる日本の漫画作品。『週刊コミックバンチ』(新潮社)にて2009年42・43合併号から同誌が休刊となった2010年39号まで連載された。本作は「坂本龍馬が史実の死因である近江屋事件後も生きていたら」という「歴史のif」を描いた作品である。大政奉還を成立させ、薩摩・長州対徳川の日本を二分する内乱を防いだ坂本龍馬であったが、武力による政権奪取、倒幕ならぬ討幕を目指す岩倉具視の下、薩摩は坂本龍馬と中岡慎太郎の暗殺(近江屋事件)を画策、実行する。中岡の機転で一命を取り留めた龍馬は、王政復古の大号令で徳川幕府を追いつめ日本に内乱を引き起こそうとする岩倉、薩長の目論見を防ぐべく奔走。徳川慶喜に「徳川300万石返上」の奇策と、雄藩の出資によるコンペニー(株式会社)設立から「利(利益)による薩長包囲網」を提案する。これを受けた慶喜は、龍馬にフランス公使レオン・ロッシュの説得を命じ、また新選組の土方歳三を護衛に付けさせた。龍馬はロッシュの協力を取り付けることに成功する。岩倉は龍馬の再殺を命じ、中村半次郎が派遣されるが龍馬と土方はこれを返り討ちにする。一方で陸奥陽之助は命懸けで手に入れた密勅を入手。慶喜と龍馬は密勅を手に「王政復古の大号令」が可決されようとした朝議へ参内した。慶喜は、龍馬の提案した徳川300万石返上に加え、全藩の領地返上を奏上した。これで日本の内乱は回避されたものと思われたが、あくまでも幕臣として幕府に忠誠を誓う小栗上野介は陰腹を切った上で慶喜を殺害。慶喜は幕府を売ろうとした奸物、上野介こそ真の忠臣として幕府方は薩長との全面戦争への道を進んでいった。新潮社バンチコミックスより全5巻
出典:wikipedia
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