


宮城蔵王キツネ村(みやぎざおうキツネむら)は、宮城県白石市北西部にある、キツネの展示を中心とした民間の動物園・テーマパークである。しばしば「蔵王キツネ村」や「キツネ村」と省略されて呼ばれる。当園は、奥羽山脈・蔵王連峰の宮城県側(宮城蔵王)の山麓の「南蔵王」と呼ばれる地区の標高590m前後にある。約200頭の様々な品種のキツネが飼育され、うち100頭以上が広く囲われた林の中に放牧されている。キツネは穴を掘ったり、土の上で寝そべったりする習性があるが、放牧エリアではその習性ゆえ降雨後などに泥だらけになっている個体もしばしばいるため観察が主である一方、それとは別に屋内飼育のキツネなどに直接触れられるエリアも用意されている。エキノコックス症対策として、飼育されているキツネは全て人工的に繁殖した個体であり、定期的に駆虫剤の投与、施設内の殺菌消毒も実施している。なお、当園は教育施設の面もあり、学生のインターンシップや体験実習を受け入れている。キツネの観光放牧をしている施設は稀であるため、国内各地から実習生が集まっている。オーナー夫妻は、もともと酪農でキツネを飼っていた。バブル景気期の1990年(平成2年)、そのキツネを放牧する形で当園が開園した。家族連れやキツネ愛好家が訪れる施設となった。2006年(平成18年)公開の映画『子ぎつねヘレン』に当園のキツネ "のりちゃん" が出演した。また、「天才!志村どうぶつ園」ではベッキーとDAIGOが各々当園を訪れ、番組内で紹介された。2013年(平成25年)には連続テレビ小説「あまちゃん」第137回(9月6日放送)に当園のキツネ "ゴロくん" が出演した。2000年代後半頃、さわり心地が良さそうな豊かな毛並みの動物を表現するインターネットスラング「モフモフ」が生まれた。キツネは夏毛と冬毛が生え変わるが、夏毛のときはすらりとしているものの、冬毛はふさふさして丸々としたシルエットになるため、「モフモフ」な動物の一種とみなされるようになった。2010年代に入って発達したスマートフォン、動画投稿サイト、SNS等により当園のキツネの写真・動画が共有されるようになると、当園は「モフモフ」な動物たちと触れ合いたい国内外の観光客が訪れる施設へと変化した。2014年(平成26年)4月より入場料を、従前の大人700円、子供400円から大人1000円、子供無料に変更。開園以来初の新人飼育員2人が加わった。2015年(平成27年)4月1日より、キツネ村専用のジャンボタクシーの運行を開始。また、キツネの診療所など園内施設のリニューアルを実施している。以下のJR両駅からはキツネ村専用のジャンボタクシー(4人以上、要予約)も運行している。また、近くの温泉旅館が送迎してくれるサービスもある。
出典:wikipedia
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