金子 浩久（かねこ ひろひさ、1961年9月6日 - ）は、日本の雑誌編集者、自動車関連文筆業者。東京都出身。大学卒業後、出版社で編集作業を3年半務めた。自動車雑誌「NAVI」（2010年2月廃刊、二玄社）に連載を持っていた。現在も自動車雑誌、自動車関連ウェブサイトなどで活動している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員（2009-2010等）。金子は2001年、三菱自動車が同社ウェブサイト上で行った企画、『10年10万kmパジェロストーリー』は、自身の著作、『10年、10万キロストーリー』（1990年から『NAVI』誌に連載、及び同名にて二玄社より単行本化）を無断で使用したものだとして提訴、同社の担当者を相手取って損害賠償と使用の差し止めを求めた。東京地裁はこれを棄却、同年7月26日に行われた判決で裁判長齋藤隆は、「本の題名が保護されるには、高度の独創性と公知性が必要」と指摘、「連載は自動車愛好家のあいだで知られていた」としながらも、「"10年"も、"10万キロ"もよく使われる語句で、それを連結したところで目新しさは覚えないし、創作活動の所産として人格の属性に含まれるともいえない」と、金子の主張を退けた。

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