THE DETECTIVE STORY(探偵物語(たんていものがたり))は、TBS系『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』で放送された、加藤茶と志村けん扮する探偵による、ドラマ仕立ての30分コントコーナー。かつて松田優作が主演で出演したドラマ『探偵物語』のオマージュ作品となっている。オープニング曲は志村と親交の厚い柳ジョージが起用され、メイン音楽はたかしまあきひこが担当した。放送当時はバブル期であったため、巨額の制作費が投入され、非常に豪華な作りとなっていた。たった10秒のシーンのためにエキストラを200人起用したり、500食分の弁当、フランス料理をひっくり返したり、ハリウッド映画顔負けのカースタントを織り込んだカーチェイス、ヘリチェイスや爆破といったシーンをも撮影したり、ゲストに第1回の丹波哲郎を初めとして大物俳優・タレントが多く出演し、小泉今日子やシブがき隊など人気アイドルや後述のロバート・イングランドやレスリー・ニールセンのようなハリウッド俳優を出演させたりした。カーチェイスシーンも含め、ほとんどの撮影は緑山スタジオシティで行われた。話の構成上頻繁かつ強引に女性のヌードを流したり、前番組『8時だョ!全員集合』の時のように物を壊したり、食べ物を粗末にするシーンが多かったため、小中学生に大人気だったものの親には不評であり、子供に見せたくない番組の上位に必ずランクインしていた。なお加藤は志村の事を名字で呼んでいるが、志村は殆どの場合加藤を「おまえ」・「にいちゃん」等代名詞で呼んでいた(加藤は志村の芸歴・学年的な先輩にあたり、志村の自著『変なおじさん』では「加藤さん」と呼んでいる)。夏の時期には第24回、第81回など、ホラー系の作品もあった。いずれも当時最新の技術を駆使し、本物のホラー映画に匹敵する怖さの作品となっている。ホラー映画『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーを演じたロバート・イングランドがフレディ役でゲスト出演したこともある。このドラマから、志村の名ギャグ「だいじょうぶだぁ」が生まれ、後にフジテレビ系のバラエティ番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』が開始された。「迷」探偵の加藤と志村は、住居も兼ねたマンションの一室で探偵事務所を開いている。謎の人物「ボス」からの電話で、今日も事件が始まる。探偵としての仕事がある場合、「ボス」からの電話のあとに依頼者が事務所を訪れ依頼するか、あるいはたまたま出会ったゲストの相談に乗って一肌脱ごうとする。依頼内容によっては高額の報酬が約束されることもあるが、大抵は命の危険が伴う、大変な消耗を強いられるなどまともでない仕事である。事件解決するどころか混乱に拍車をかけるか、命からがら逃げ出すところで終わるパターンも多い。また「ゲストヒロインが抱える問題の解決に挑む」回では加藤・志村やヒロインの思いついた奇想天外な案の空想(ないし実験・挑戦)シーンが登場し、殆どが諸事情(現実的に無理がある、2人の内1人だけいい思いをして片方に攻撃される等)でボツにされる展開が定番となっていた。探偵としての報酬もなく、生活費の工面から多くの場合アルバイトをすることになる。その場を滅茶苦茶にして即解雇のパターンが多い。仕事がなく、暇つぶしにパチンコや居酒屋に足を運んだら何らかのトラブルに巻き込まれる。あるいは妄想に終始する。また、前座のショートコントでは、本コーナーのアニメ版が製作放映されたこともあった。1987年11月30日にはこのコーナーを題材にした『カトちゃんケンちゃん』というPCエンジン用ゲームソフトがハドソンより発売された。このソフトはドラマ内で2人が遊ぶシーンがあったり、特番で高橋名人をゲストに招いて視聴者代表とハイスコアを競うという企画も行われたほか、おもしろビデオコーナーでの視聴者プレゼント賞品としても登場した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。