『続・若い季節』(ぞくわかいきせつ)は、1964年3月20日に公開された古澤憲吾監督の東宝の劇映画である。東宝スコープ、カラー、82分。キャッチコピーは「目標はシブイいい男! 全社員若さと笑いでばく進せよ!」。1962年10月に公開された『若い季節』の続編。ただし続編ながらスタッフの大半は変わっており、出演者も、前作と同じ役でスライド出演したのは淡路恵子・沢村貞子・人見明・古今亭志ん朝のみで(志ん朝が演じた朝太は前作では学生だが、本作では宣伝部社員)、後は大半が一新された。本作では中尾ミエ・園まり・伊東ゆかりの「スパーク3人娘」が主演しており、3人が好みの男性をポスターのモデルにした事から巻き起こる騒動を描いている。なお本作は、1963年公開の『ハイハイ3人娘』『若い仲間たち うちら祇園の舞妓はん』(双方とも宝塚映画製作・佐伯幸三監督)に続き、スパーク3人娘にとって3作目の出演作(主演は『ハイハイ』に次いで2作目)だが、事実上最後の作品となった。今回も古澤監督の演出は快調で、スパーク3人娘を始め、田辺靖雄・鈴木やすし(現:ヤスシ)・志ん朝らが歌うシーンが随所に挿入されている。また冒頭で「続」とタイトルが出た直後、当時の後楽園競輪場(現在の東京ドームの所在地)で「若いきせつ」とタイトルが人文字で構成され、続けて当時の東京都心各地を空撮で映し出すオープニング・タイトルは迫力があり、本作の後も『日本一のゴマすり男』『大冒険』などの古澤映画、ひいては当時の東宝映画の名物シーンの一つとなった。本作も正編同様、1986年11月29日にTBSの『土曜映画招待席』で放送されて知られる様になり、1990年代にはLDが発売されたが廃盤、2008年には東宝から、正編と2作品セットの形でDVD化、2014年12月29日には講談社のDVDマガジン「東宝 昭和の爆笑喜劇」より発売された。プランタン化粧品は新たに、男性用化粧品「メンズ・セット」を発売した。だが売れ行きはサッパリ。そこで野呂宣伝課長に調べて見ると、ポスターのモデルがいかさないと判明、急遽新しいポスターを作る事になる。その一方でプランタンは販売網強化のため、サン興業からの融資を頼むべく、棚尾社長の姉が女将を務める「料亭・さわむら」に井橋社長を呼んだが、来たのは有田専務だった。その頃、プランタンのチャームガールのミエ・まり子・ユカの3人は、会社の帰りボウリング場へ行く。そこで3人娘はハンサムな男と知り合う。その男はサン興業の社長秘書・石塚というのだった。3人はすっかり一目惚れ。翌日棚尾は、ポスターのモデルを社内募集、採用されたら3万円の賞金を出すと発表。これを聞いた宣伝部員の鈴木と進藤は、それぞれスカウトに赴くもどじばかり、そして進藤からこの事を聞いた3人娘は、早速好みの男性の写真を撮って募集した。数日後、採用されたと聞かされた3人娘が会社に行ってみると、3人ともモデルは同じだった。そこで棚尾がこの男について質問すると、3人娘は「この男は石塚といい、サン興業の社長秘書である」と言う。融資の渡りに船だと喜んだ棚尾は、早速採用、3人娘にはそれぞれ3万円が与えられた。そして後日、石塚を会社に呼ぶと、ポスターを作成、その夜は3人娘・石塚・鈴木・進藤、そして給仕のヤスオと共に、ナイトクラブで楽しい夜を過ごした。やがてポスターはドンドン作られ、街のあちこちに貼られ、そのポスターは「化粧界に大革命」とマスコミで大評判、そしてメンズ・セットは飛ぶ様に売れた。ところが起こった大事件!! サン興業から「融資の件は諦めてくれ」と電話がかかったのだ! そしてポスターのモデルの石塚は、何とサン興業の井橋社長だったのだ(「石塚」は彼の秘書の名を使ったのだ)!! 直ちにポスターは撤収、これに激怒した3人娘は、早速サン興業に乗り込んだ。だが当の井橋は何の事か分からないと言う。どうやら井橋はそうとは知らずに、書類にメクラ判を押したのだ。しかし、そんな事で治まる3人娘では無かった。そこで井橋は気分転換にと、3人娘をボウリング場に誘い、皆を喜ばせた。同時に融資も予定通り行う事となった。数日後、棚尾がサン興業へ赴きお礼をすると、その席上、井橋は「近々アメリカへ市場調査に行く」と発言、そして次の日曜には3人娘とドライブに行くと伝えた。そして当日、井橋や3人娘は、棚尾・鈴木・進藤・ゆき子と共に、高原へドライブに出かけ、大らかに歌を歌った。もちろん3人娘は、井橋がアメリカに行く事を知る由も無かった……。「若い季節〜白い風に胸はって」「いつか俺だって」「このまま気楽に」「若いモンはなってない」「素敵なセブンティーン」「宣伝部の歌」「涙なんかふっとばせ」「営業部の歌(人生劇場)」「あたしのおじさま」「白い風に胸はって」「おじさんをやっつけろ!」「若い季節」『こんにちは赤ちゃん』
出典:wikipedia
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